強がり

強がり

自分自身にもいえることですが、弱さや感情を見せないように強がる方は、現代社会では多いのかなと思います。

では、どうして強がりなのかと考えてみると、やはり、親が関係してきます。

親を悲しませたくない。
困らせたくない。
強いところを見せたい。
いい子なところを見せてあげたいなど。

子どもは親のためなら自分自身を消したり、封じたり、装ったりと、本来の自分の姿を変えていくのです。

強がりだけではなく、何かしらの特質が強調される場合、そして、それをやっていることで苦しさを感じてしまう場合は、親が関係していることがとても大きいので、親のためにその特質を出しているのではないかと、そういう視点で一度考えてみてください。

そして、その特質を、誰かのためにそうしているのではなく、自分発信にすることがよいと思います。自分自身が納得のいく状態でその特質を出しているのなら、生きづらさも生じてくることはないですし、時には誰かに甘えることも必要だと自覚することもできます。

今こそ古いやり方を学び直す

今こそ古いやり方を学び直す

最近、天明茂さんの「原点回帰の経営」という書籍を読みました。
原点回帰の経営: 経営者は日本道に学べ /著者 天明茂

書籍の冒頭にはこのように書かれていました。

「明治維新、敗戦、新型コロナ。変革の時は原点に戻ること、原点回帰が鉄則である。」

私も以前から天明茂さんと同じように、原点に戻る重要性を感じていました。それは、別の書籍を読んでも同じようにいわれていたこともあり、何か問題や迷いがあった時は、原点や古いやり方に戻り、学び直す必要があると思います。

ブルーイー・ロバーツ(アボリジニ)の言葉もご紹介します。

古いやり方と
新しいやり方と
どちらを選べばいいのかを
決めるのはとても難しい
一番いい方法は
古いやり方を
もう一度学び直すことです
未来に向かって進むことが
できないときは
元に戻って出発すればいい
それならいつでもやれるのです
古い文化を学び直し
その価値を
認める必要があります

先住民族の叡智/著者 月尾 嘉男

病気の問題でも同じことがいえますが、調子がよかった時に戻ることが重要です。調子がよい時と問題がある状態と、必ず何か違う点があります。玄米菜食に変えた、肉食に変えた、糖質制限を始めた、環境が変わったなど、体調の変化がどこで起きたのか考えることは重要です。

そして、病気だけでなく、あらゆる問題、社会問題も家庭問題、人間関係の問題でも、新しいものを取り入れるよりも、過去を見つめ直すことが重要です。子どもらしさや子ども視点、自然で体裁のない考え方に戻ることができたら、今ある問題は、変化していきます。

人の人生は思ったよりも短い

人の人生は思ったよりも短い

今年で50歳。もし80歳まで生きられるとしてもあと30年。今まで生きた時間よりも短いです。人の人生は思ったよりも短い。だからこそ、残りの人生は自分の意見や想いを優先して生きて欲しい。

あなたの残りの人生の長さはどれくらいですか?

今、私の人生の中で、納得のいく生き方ができています。悲しみや苦しみや絶望や喜びなど、多くを経験しました。決して、常に幸せだったとは言えません。どちらかというと苦難のほうが多かった。でも、その苦しみの理由の根源がどこからのものか理解できただけで、以前の生き方よりも今の生き方のほうがいいと思っています。

人に合わせることも減りました。
人の意見を優先することも減りました。
嫌なものは嫌と言うこともできるようになりました。
自分自身に罪悪感があることにも気づくことができました。
その罪悪感をすべてではありませんが、手放すこともできました。
自分を傷つけることは減りました。

もう自分自身を傷つけることはしたくない。自分を大切にし、大切にすることを優先していきたいと思います。

多くの方は知らない、自覚できていない罪悪感を持っています。そのために、精神薬や暴力や暴言、性暴力や過酷な仕事、あらゆる問題で自己を傷つけています。

もし、今、何かしらの問題を抱えているのなら、それは自己を傷つけていることにもなります。

それをやめるのはあなた自身です。

それには、どうして傷つけてしまうのか、根本の理由を探さす必要があります。自分を知ることも必要です。自己に向き合う作業がどうしても必要です。そのために内海式精神構造分析法があります。この分析法だけではなく、占いなどなんでもいいので、自分自身がどういう人間なのか向き合ってみてください。外側の理由ではなく、内側、自分自身の内的要因から幼少や昔の環境などに向き合ってみてください。そうすることで、自分が今よりもわかってくるので、納得のいく選択ができて、自分らしく生きていけます。

もし子どもが性被害にあったら、親として何ができるか

もし子どもが性被害にあったら、親として何ができるか

もし子どもが性被害者となった時、親は被害者の立場にならないこと。あなたがそれを望んでいたという視点で物事を見ていただきたい。

きっとこの文章を読んだだけで、怒り心頭に発するでしょう。子どもが被害者なのだから、私たち親も傷ついた被害者だと主張するでしょう。しかし、それでは子どもはいつまでも被害者のままで、傷を負った弱者のままです。その傷を抱えたまま、弱さを持ったままです。

どんなエピソードだとしても、子どもが性被害を受けたのなら、親が守れなかったことにもなります。そのことを謝ることができます。

そして、子どもにそうなって欲しいと潜在意識で望んでいたことに気づくことができたら、何かしらの変化が起きます。親視点からも子ども視点からも。

そして、子どもが親にその被害に対して何か話すことがあれば、それを聞き、もし、話さないのなら話さない理由も必ずあります。無理に話させようとはせず、いつも自分視点で、「どうして話さないのか」と自分自身に問題が何かしらあることを探してください。

すべては被害者意識からは何も答えも対策も生まれてはきません。つらいことですが、加害者(自分自身が出来事を起こしていた)という立場で物事を考察していただければと思います。私もそうして性被害者ではなく、加害者という立場から物事を考察し、納得し、前に進めていますので。