エホバの証人時、学んでいた聖書の中では、一番、力を持ったサムソンという裁き人の話が出てきました。巨大な力の源は髪の毛にありました。それを知った悪者が、サムソンを捕らえ、髪の毛を切りました。そして、サムソンは力を失った。
髪にもメタファーがあり、隠れた精神性があります。
サムソンのように髪の毛を失う人は、力を落としているともいえます。また、自分がなくなっているともいえる。力とは生命力でもあるからです。
人は反省するときに坊主にしますが、髪を失うとは、懺悔や後悔という精神性も隠れています。恥じらいも含まれるのではないでしょうか。
聖書中の内容では、サムソンの髪の毛は再び生えてきて、力を取り戻したそうです。そして、何千人という悪者に反撃しました。聖書の神は愛ある神なので、いつもクレイジーな出来事に本当に愛があるかと疑問符でもあるのですが、メタファー的には学べる聖書でもあります。
髪の毛は単純にアンテナでもあると思います。情報でも気候でもいろんなものをキャッチしている。そして、頭脳という重要な部分を保護しています。
現代ではハゲは非常に増えていますが、自分というものがなく、アイデンティティの喪失でもあるのではないでしょうか。東洋医学から考えると髪の毛は腎臓膀胱経でもあります。何かしら対する恐れという感情に支配されているのかもしれません。