内海式精神構造分析エピソードゼロ

内海式精神構造分析エピソードゼロ

2017年頃から学び出し、整体くららでも主軸として活用しています、内海式精神構造分析法による精神分析は、最近では人々に周知されるようになりました。今日、はじめて知ったかたは、創始者である内海聡氏の著書「心の絶対法則」や、ドキュメンタリー映画「内なる海を見つめて」などをみていただければと思います。

内海式精神構造分析では、あなたの病気や問題に対して、原因の根源を探していきます。家系図作成により、今までみようとしなかった深層心理のイメージを深掘りをしていきます。深層心理にこそ、あなたが今まで思ってもみなかった感情や精神性が隠れているからです。

人には必ず深層心理(潜在意識)があり、それを覆い隠すような生き方を繰り返すと、自分に嘘をついている状態にもなります。嘘に嘘が重なりあい、常に偽善的な言動となり、自分自身がよくわからなくなる。その感情を知り、認知のゆがみを知り、ひっくり返したり、やめたり、発想の転換が起きることで、問題は問題ではなくなってきます。

人の執着心は強いですが、精神分析による自己を知るという取り組みにより、今までみえていなかった、感じていなかったところで執着していたものから、少しは離れられるのではないかと実感しています。

精神分析では、10の取り組みを順番におこなっていくのが主流となりました。

1.情報収集
2.とっかかり
3.ジレンマ
4.アダルトチルドレン像(AC像)
5.メタファー
6.フラクタル
7.家系図分析
8.深掘り(謎解き)
9.物語療法
10.目的設定

こちらの動画もご参考に。
内海聡【公式】 YouTubeチャンネル
<最強教本>内海式精神分析のコツ★完全実践マニュアル

【氣と精神シリーズ】
https://www.youtube.com/watch?v=-MKtAb1QMj8&list=PL6TNiENVDMQgph1rbtkK10T-ZJNgtwdJy

内海式精神構造分析をおこなうにあたり、一番最初に考えていただきたい、重要な注意点があります。大事な点があります。

それは、そもそもあなたにとって、

・精神分析をやる意味があるか。
・準備が整っているか。

もう少し考えていただくとしたら、

あなたはどうして生きているのか。
生きる意味はあるのか。
どうして病や問題を解決したいのか。
なおったあとの壮大な目的を持っているか。
自分は何者なのかと考えたことはあるか。

私が精神分析を知った当初は、10の取り組みの流れは明確になっていませんでした。精神分析のセミナーに参加しながら、どちらかといえば精神分析から「私は何者なのか」という問いを常に探していたように思います。人のこころとは何かという答えが知りたかった。

うつ病による向精神薬を断薬しはじめた頃から、内海聡医師から、「アイデンティティ」について考えるようにといわれていました。「自分がない」ということが大きな問題点ということは、対話からよく伝わっていました。

自分がなく、自分のこころや自分自身のこともよくわからないから、うつ病や人間関係の問題を招いてしまいました。うつ病を使い、病者という奴隷でいることが都合がよかった。宗教も同様です。

断薬後から「自分とは何者なのか」というのは私にとってとても大きなテーマとしてとらえており、その一環として、その後、内海式精神構造分析法に出会いました。

内海式の占いにより自分のことをもっと知り、私の深層心理とは一体、どこにあるのかを知り、どのような感情があるのかを知り、どれほど多重に重なり合って、からみあっているのかを知り、さまざまな習得した知識から、常にそこから「自分を知る」ことに徹底してきました。どんなに真っ黒い精神や、こころや、感情が出てきたとしても、それに直面してきました。

人はどうしても「自分はよい人間」と思い、よいという視点で精神分析してしまいがちです。ですから、真っ黒い悪魔に向き合う準備ができているかということも重要になってきます。

ですから、10の取り組みの前に、「そもそも精神分析をやる意味があるのか」と考えていただきたい。

逃げずに直面することができれば、あらゆる現実からも目を背けずに逃げることもなくなってきます。日本の病、日本のさまざまな現実問題からも逃げることなく、たたかっていけるのではないでしょうか。

自分に向き合う強さがあれば、被害者意識は今よりは弱く薄くなってくると思います。常に現実は、自分の選択の連続でつくり出されているということを直視できるようになりました。権利を主張しすぎず、自分のおこなう義務を果たしていきたいと思えるようになりました。ですから、政治活動もおこなっております。

己の醜い感情、特にひがみやそねみやねたみや嫉妬心、卑屈な精神などは、人はみたくないと思います。

他にも、

疾病利益
承認欲求
愛着
被害者意識
アダルトチルドレン像(AC)
メタファー
ジレンマ
トラウマ
正当化
反発心
復讐心(隠れ)
依存心
支配欲
嫉妬心
正義心(根源的欲求)
共依存
苦痛の共有(同情)
転写行為
代償行為(身代わり転写行為)
潜在的罪悪感 (カルマ、密教)
自罰行為
自己否定、自己無価値感
疑似虐待(他者に向かう)
性否定
情緒的近親相姦(親や兄弟を好きになる)
バーストラウマ
闇の計画

これだけではなく人のこころとは、さまざまな精神性が働き、生き方考え方に影響を及ぼしています。

あなたはそれをみて感じて、乗り越えたいという意志がありますか。

醜い自分の姿に直面してまで、精神分析をおこないたいと思う強い動機は何ですか?

人間テーマ「悪魔と天使」

人間テーマ「悪魔と天使」

仏教にこのような教えがあります。

「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」(しょあくまくさ、しゅぜんぶぎょう、じじょうごい、ぜしょぶっきょう)

悪いことをするな
善いことをし
自分のこころをきよく保ち
これがもろもろの仏の教えなり

https://ja.wikipedia.org/wiki/七仏通誡偈

人により解説が若干異なりますが、要は、「悪いことをせず、よいことをおこないなさい」ということを伝えていると思います。

私はこの並びに注目しました。

先に悪をおこなうなというものですが、人は「悪」の要素が強いからこそ、先に諸悪莫作といわれているのではないでしょうか。ですからよいことをおこなえと伝えているのだと思います。

整体くららで主軸としておこなっている精神分析は、深層心理分析でもあります。

その深層心理を見つけ出すのに重要なキーワードとなるのは「闇の計画」です。人は知らないところでいつでもどこでも心の中で「闇の計画」を立てているのだと思います。人のこころには悪魔がいる。本当に厄介な生き物です。笑

私の「闇の計画」は、うつ病として10年間、薬漬けのヤク中として生きることでした。頭は働かず毎日死ぬことばかり考え、挙句の果てには自殺未遂です。人生、大損とばかり思っていましたが得もありました。疾病利益がありました。

人や社会から離れられる。
仕事や子育てを放棄できる。
常に家族と一緒にいることができる。
子どものそばにいられる。
病気が治らなければ弱者として気遣ってもらえる。
死にたいといえば家族に大事にしてもらえる。
など。

自分の悪魔像をあげ出したらキリがありません。自分が善人で天使でいい人だなんて、口が裂けてもいえません。笑

真っ黒い悪魔に直面することで、少しは自分の内に潜む悪魔もおとなしくなるのではないかと思います。闇の計画を立てることなく、意識的にそこにブレーキをかけれます。自分が大した人間ではないとわかれば、先の命を意識した行動ができるのではないでしょうか。

人の内にある、悪魔と天使、悪人と善人、悪性と善性は表裏一体です。そして、悪のほうが強力です。人は必ずそれを拒絶するからこそ要素的には強いと思いますし、根源的欲求により悪いほうをマネたり体現したりするのではないでしょうか。

人間心理として悪のほうが強く働くという意識を常に持ち、闇の計画を立てていないかと意識し、今だけよければ、自分さえよければという意識を薄くすることで、少しはマシな人間になれるのではないかと思います。

そして、前提として人のこころは清くないからこそ、清さを保ちなさいという教えは、理にかなった昔からの摂理なのだと思います。

感情の毒を出す

感情の毒を出す

社会毒の定義は四毒という言葉も流行っており、今では社会的に周知されてきています。

社会毒とは、昔は人が食べたり使ったりしなかった物質、そしてそれが人体に悪影響をもたらす物質の総称です。

具体的に述べるとすれば、西洋薬に代表される薬と呼ばれる物質、農薬、食品添加物(保存料、着色料その他)、遺伝子組み換え食品、環境ホルモン、毒性元素、殺虫剤、洗剤、漂白剤その他、石油精製物質(薬のほかにプラスチックなど)、強力な電気、電磁波、工業系有害物質、住宅系有害物質、大気汚染物質、人為的放射能、砂糖、人工甘味料などに代表される物質のことだ。(著者内海聡/医学不要論より引用)
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がんや難病などの現代病は社会毒が影響を及ぼしていますが、社会毒は日常では意識していても完全には避けることができない現代です。

社会毒には脂溶性毒性とミネラル毒性があり、大半の人にとってはすぐに体調の変化がありません。急性毒性ではなく、慢性毒性により病が作られていくのが特徴です。ですから、あなたの状態や症状、病気に対して、何が原因となっているのかを、社会毒という視点から探していかなければなりません。その視点を持っていないのが西洋医学であり医療の現場です。対症療法による薬物療法では、体に薬という脂溶性毒を入れているだけであり、体に悪さをしている社会毒は排出されなければならないというのは、子どもでもわかるのではないでしょうか。

社会毒は脂肪に溜まるのが特徴です。脂肪に溜まり続け血液中に出たり入ったりの繰り返しにより全身をめぐり、じわじわと体を蝕んでいきます。脳は脂肪の塊ですし、神経や細胞にさえ影響を及ぼします。ですから汗などで毒を出し、新たな油を入れる。生活で意識していただきたい。

そして社会毒と同様に、感情の毒も意識してほしい。

私も結局は、感情の毒も溜まりきっていました。本当の気持ちに気づきたくなくて、心の奥底の感情を封じていました。

現代では綺麗事のオンパレードです。体裁主義で見栄えよければそれでよしではないでしょうか。波風を立てず、相手を思いやるふりをして、それはただの偽善者です。人には表層心理と深層心理が必ず働いています。本当は毒を誰もが持っています。感情の毒を持っている。それが本音であり本心の正体だとしたら、毒を常に自分の奥底に溜め込んでいることになります。そしてその毒は社会毒のようにいつの頃からか精神を蝕み、問題が発生する。溜め込んだ感情の毒にも周波数があり、その周波数によりあなた独自の病気や問題を作り出します。

ですから、その感情の毒に気づき、毒を吐くことも重要です。家族や周囲に合わせて自分ではない誰かを演じている人にこそ取り組んでほしい事柄です。取り繕った綺麗な言葉など今の社会では有害なのかもしれません。その言葉の裏側には結局は汚い感情が隠れているからです。そのことに気づくだけでも、感情の毒は出せると思います。一番は自分の感情を言葉にして出すのがいいのですけどね。

病気という執着を手放す

病気という執着を手放す

病気とは何か。あなたはその問いにどのように答えるでしょうか。

もしもあなたがうつ状態だとしましょう。あなたの病気とは何かという問いに、出ている状態や症状を答えると思います。

うつの症状としては、

気分の浮き沈み
悲しくて涙が出る
気力が出ない
無力感や無価値観
疎外感や孤独感
仕事や勉学への意欲がない
イライラが止まらない
食欲低下や食欲過多
人が鬱陶しくて避けてしまう
感染症にかかりやすい
微熱や疼痛
不眠や睡眠過多
頭が重い
耳鳴り
リストカットなど自罰、または他罰
など

あらゆる状態や症状のため、自分はもしかしたらうつ病ではないかと思う人のほうが多いと思います。しかし、他の病気による症状かもしれない。100%うつ病だと診断することは不可能ではないでしょうか。医師は患者の状態を観察して主観的に経験から診断しているにすぎません。そして重要なのは困っているつらい症状は状態だけであり、本当に病気なのかさえ疑問の余地はある。

私のうつ病は病気ではなく「状態」でした。初期症状は、無気力と免疫低下によるいくつかの疾患と食欲低下でした。問題は人間関係であり、よくそれは理解していたのに、病名をもらい、うつ病という姿を自ら選択し、病者という立場に逃げてしまいました。

苦痛や症状が病気そのものと考えますが、出ている症状が病気そのものなのでしょうか。そもそもあなたの苦痛や状態はどこから発生しているのでしょうか。不眠という苦痛が生じてうつ病と診断されていたとしたら、眠れないその症状の根源は何なのかということを考えたことがありますか。

人には必ず病気になった「きっかけ」があります。症状が出はじめたきっかけがあります。

私のうつ病は、宗教や嫁姑の人間関係というきっかけによるものでした。しかし、原因はそこではない。私の内に原因はありました。幼少期や親子関係やトラウマや家伝要因やコミュニケーション能力など。向き合うところは外的要因ではなく内的要因というところに方向転換することで、生き方考え方は変わりました。ですから人のせいになどできません。

病気を治すとは一瞬なのかもしれません。しかしその一瞬の気づきを邪魔しているのが自我でもあります。深層心理にある無数に重なりあった精神でもあります。

苦痛や状態という症状で病名をつけることによる1番の問題点は、医原病を作り出すということです。そこから西洋医学による対症療法がはじまり、精神科の病名においては、向精神薬という薬物療法がはじまり、治らない患者が続出し、私のように死さえも導く可能性があるのが現実です。

病気とは何かと考え、病気という執着から離れられたときにだけ、病気は病気ではなくなると実感しています。そしてこの考え方は、日本全体の病にも適用できます。