睡眠の悩み

睡眠の悩み

うつ病のとき、睡眠の問題はありました。どちらかといえば不眠ではなく、たくさん眠れるということ。向精神薬を服用しはじめてからは、眠気を感じることはよくあり横になることが多かった。しかし浅い眠りで、寝たり起きたりの繰り返しでした。

睡眠障害は現代の国民病とまでいわれ、豊橋市内にも睡眠専門の外来があるほどです。しかし、本当に障害や病気なのでしょうか。

私の場合は、睡眠の問題はあきらかに精神が関係していました。人間関係の問題がありました。心身ともに疲弊しきっていました。ですから、眠くなるのも当然です。単純に、体もこころも休んでと、内面で叫んでいたんだと思います。体がそう叫んでいました。その声に向き合っていたら、10年間も向精神薬を飲まなくてもよかったのかもしれません。

不眠の場合も同様です。

必ず眠れないほどの危機的な問題を抱えていると思います。問題をどうにかしないかぎり、体は反応しつづけます。地震が長期に続いたとき、生命が脅かされている状況であなたはのんびりと眠れるでしょうか。危険な場所に置かれた状態では、体は休まりませんし、反応として眠らないと思います。それと同様で、不眠というのは何かを知らせている状態でもあります。

不眠のための投薬である向精神薬により、私たちの体の神経伝達物質に何かしらの影響を及ぼしているので、今の状態は複雑になってきます。

薬を飲む前と比べて何も改善がなく、むしろ悪化しており、長期間薬の奴隷となっているのなら、一度対応の仕方を見直すことをおすすめします。

一度味を覚えたら、やめたくてもやめれないのが向精神薬です。

そして、常に眠く眠っていたいと思うのなら、それは活動低下の状態であり、生物学的観点からいえば、生命力をためているか、もしくは生命力が落ちているのではないかと考察することができます。

感情の毒を出す

感情の毒を出す

社会毒の定義は四毒という言葉も流行っており、今では社会的に周知されてきています。

社会毒とは、昔は人が食べたり使ったりしなかった物質、そしてそれが人体に悪影響をもたらす物質の総称です。

具体的に述べるとすれば、西洋薬に代表される薬と呼ばれる物質、農薬、食品添加物(保存料、着色料その他)、遺伝子組み換え食品、環境ホルモン、毒性元素、殺虫剤、洗剤、漂白剤その他、石油精製物質(薬のほかにプラスチックなど)、強力な電気、電磁波、工業系有害物質、住宅系有害物質、大気汚染物質、人為的放射能、砂糖、人工甘味料などに代表される物質のことだ。(著者内海聡/医学不要論より引用)
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がんや難病などの現代病は社会毒が影響を及ぼしていますが、社会毒は日常では意識していても完全には避けることができない現代です。

社会毒には脂溶性毒性とミネラル毒性があり、大半の人にとってはすぐに体調の変化がありません。急性毒性ではなく、慢性毒性により病が作られていくのが特徴です。ですから、あなたの状態や症状、病気に対して、何が原因となっているのかを、社会毒という視点から探していかなければなりません。その視点を持っていないのが西洋医学であり医療の現場です。対症療法による薬物療法では、体に薬という脂溶性毒を入れているだけであり、体に悪さをしている社会毒は排出されなければならないというのは、子どもでもわかるのではないでしょうか。

社会毒は脂肪に溜まるのが特徴です。脂肪に溜まり続け血液中に出たり入ったりの繰り返しにより全身をめぐり、じわじわと体を蝕んでいきます。脳は脂肪の塊ですし、神経や細胞にさえ影響を及ぼします。ですから汗などで毒を出し、新たな油を入れる。生活で意識していただきたい。

そして社会毒と同様に、感情の毒も意識してほしい。

私も結局は、感情の毒も溜まりきっていました。本当の気持ちに気づきたくなくて、心の奥底の感情を封じていました。

現代では綺麗事のオンパレードです。体裁主義で見栄えよければそれでよしではないでしょうか。波風を立てず、相手を思いやるふりをして、それはただの偽善者です。人には表層心理と深層心理が必ず働いています。本当は毒を誰もが持っています。感情の毒を持っている。それが本音であり本心の正体だとしたら、毒を常に自分の奥底に溜め込んでいることになります。そしてその毒は社会毒のようにいつの頃からか精神を蝕み、問題が発生する。溜め込んだ感情の毒にも周波数があり、その周波数によりあなた独自の病気や問題を作り出します。

ですから、その感情の毒に気づき、毒を吐くことも重要です。家族や周囲に合わせて自分ではない誰かを演じている人にこそ取り組んでほしい事柄です。取り繕った綺麗な言葉など今の社会では有害なのかもしれません。その言葉の裏側には結局は汚い感情が隠れているからです。そのことに気づくだけでも、感情の毒は出せると思います。一番は自分の感情を言葉にして出すのがいいのですけどね。

東洋医学と花粉症

東洋医学と花粉症

2月から3月までと、スギ花粉の飛散量が増える季節になりました。今では、3人に1人が何かしらの症状が出ており、地域によっては3人に2人のところもあります。私も少なからず症状は出ていますが、以前のように薬は飲まなくて済んでいます。

主な症状は、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目やくしゃみといったところでしょうか。私の過去の症状としては、のどや耳の奥のかゆみや、まぶたの炎症もありました。とてもつらく、薬なしの生活では成り立たなかった状態でした。

症状からみたとき、ほとんどの状態は「泣いている」状態でもあります。そして、東洋医学の視点から考えると、鼻ものども呼吸する部位あり、肺大腸系の炎症ととらえます。五臓と五志の関係性でいえば、そこから推察する感情や精神は「悲しみ」「罪悪感」です。

症状の原因はすべてが精神ではありません。

症状や病気の原因は、
1. 精神、人間関係が、35%
2. 医原病、薬害が、30~35%
3. 食、社会毒、栄養が、25%
4. 構造が、5%
5. その他が、1%

このようにさまざまな要因があることを前提として考えます。

スギ花粉はそもそも林業の問題もあり、安い木材が輸入されることで国産木材が活用されず、スギなどの人工林は手入れされず放置されている状態でもあります。また、社会毒により腸が炎症しているのが現代人です。どの社会毒が炎症を起こしているのかを突き止める必要もあります。食事が影響していることもあり、そのすべてを見直したりすることで、症状に変化は起きてくると思います。

精神だけで考えてはいけないのですが、私自身、うつ病時には、現実とわからない悲しみを抱えて生きていたんだと、振り返るとそう思います。自己の精神に向き合う姿勢になってから花粉症の症状はよくなり、ステロイド剤など強い薬を手放せました。

薬は毒として作用しているだけであり、人体や精神を傷つけているともいえるので、罰している状態でもあるということを覚えておいていただければと思います。

しあわせになろう

しあわせになろう

人が罪悪感を持ちながら生きているというのは、精神分析をしていると必ずつきまとう解釈です。

罪悪感や悲しみなどさまざまな感情は内面的なものであり、精神や心の領域なので実際にみることはできません。しかし病気や症状から考察し、感じとることができます。そのときに用いるのが東洋医学思想です。東洋医学では臓器に割り振られた感情を知ることができます。五臓と五志の関係性です。

肝臓(胆臓)怒り、義憤
心臓(小腸)喜び(笑)嫉妬
脾臓(胃)共感、依存、思い煩い
肺(大腸)悲しみ、罪悪感
腎臓(膀胱)恐怖

かっこ内の臓器は表裏関係の臓器で、例えば肺と大腸はセットになります。そして、肺と大腸には、悲しみや罪の意識という感情があてられています。さまざまな食べ物もそれぞれの臓器に割り振られており、肺、大腸には辛い食べ物があります。悲しみは涙にも直結しますので、辛いものを食べて「出す」という意味合いもあり、肺の機能を亢進させるものとなります。東洋医学の考え方は、自己の心や精神に向き合うときには、特に活用してほしい考え方です。

現代のがんの上位に入っているもの、肺がんと大腸がんです。東洋医学から潜在的に隠れている、隠している感情が何かと考えたとき、悲しみや罪の意識を強く持っているともとらえることができます。病態から考えると絶対に表には出したくない、気づきたくない、死ぬまで誰にもいわないぐらいのレベルではないでしょうか。

私が相談を受けたクライアントは、悲しみや罪の意識を持っている方がほとんどでした。それは、私も同様だからだと思います。同じ苦しみや悲しみを持ち合わせた方が必ず近くに引き寄ってきます。引き寄せの法則というよりも、表面的な引き寄せでもなく、これは深層心理から影響される周波数によるものだと思います。近い周波数のものはどうしても引き寄ってしまう。私の人生も振り返ると、そのように必然の出会いと出来事の連続でした。

その方たちにはまずは、自己の闇、心と精神の闇、隠してきたもの、出せていなかった感情、偽ってきた自分の姿などをみていただきたくてそのように対応してきました。そして、その闇をみた後は、「しあわせになれ」とそのような雰囲気のことを願っています。もう自分の望む道を進んでいいんだよと。もう十分、苦しんできたからしあわせになってもいいんじゃないかなと。私が私自身に問いかけ、言葉で背中を押しているメッセージでもあります。

しあわせになるという自分の姿を受け入れる勇気と許しを選択してほしい。自分はいいんだと思わずに、小さなしあわせでもいいから自分を自分で喜ばす選択をしてほしい。恐れず、卑屈にならず、ひがまず、しあわせの舞台に立ってほしいです。