相性数秘術で読み解くこころの葛藤

相性数秘術で読み解くこころの葛藤

相性数秘術で出した数から、どこから葛藤が生まれているのか把握することはできます。

葛藤とは二律背反した感情から生まれてきます。例えば、好きなのに好きといえず、嫌われる行動をするというのがわかりやすいのではないでしょうか。自分の内に他者に対して好きと嫌いがあり、その感情により葛藤が生まれたりもします。相反する陰陽のような性質が自分の内にあるということを認識していないと、何をやっているんだろうと自分で自分がよくわからなくなることもあります。

人には必ずある精神性なので、自分がよくわからない人は、この葛藤心が人にはあるということを、まずは理解しておくのはよいと思います。

私のソウルナンバーは44です。8に置き換えることもできます。どちらにしても陰陽でいうと陰の数字であり、女性の数字です。そして私のライフパスナンバーは5になります。陰陽の陽の数字であり、男性数字です。

44という女性数字を持った人間が、人生の道(ライフパスナンバー)において一生、男性という舞台に存在している。この2つの数字から考察するだけでも葛藤が生じていることがわかります。

性被害もある意味、女性性を否定したかった出来事かもしれません。男性への何かしらの執着が、数秘の数字からもよくわかります。ひとつの理由としては、早世の父親の姿を演じているともいえます。家の伝承から考えると、男性への何かしらの執着が隠れていると考察することもできます。儒教精神も影響していることでしょう。

数字からも今、悩んでいる問題に対して、考察の材料になりますので、相性数秘術からあらゆる自分の姿を知って、納得のいく人生を歩んでいただければと思います。

本当の自分を生きる

本当の自分を生きる

「自分がわからない」というかたは、今の時代はたくさんおられると思います。

それは、人に合わせることが現代の教えのひとつにもなっているからです。人の嫌なことをしない、人の喜ぶことをする、人の気持ちを考えて行動するなど、家庭や学校で教わってきたことでしょう。いわゆる体裁主義であり、忖度精神です。

ですから家庭や親のいいなりとなり、ロボットや奴隷となり、社会に出たら会社や組織の奴隷となるのではないでしょうか。現代でいう社畜への拒絶は、家庭環境への投影なのかもしれません。

宗教団体にのめり込んでしまう人々の思考は、養育や教育の現場からも発生されているともいえます。自分がわからなくなるほど周囲に合わせるという思考が先に働き、宗教の教えに染まりたくなる。自分の意見を持たないことは楽であり、責任も負わなくて済みます。

では、本当の自分はどこから探せばいいのでしょうか。

生まれたその瞬間に、すでに家庭環境に合わせた生き方をしている可能性は大いにあります。ですから、自分の生まれ出た瞬間の情報、つまり生年月日や名前から「自分は何者か」という答えを出すことはできます。自分の姿は、占いの学問からある程度は理解できます。

そして、あわせてきた家庭環境によりあなたの生き方考え方は作り上げられました。ですから、家庭環境や親子関係からも、本来の自分の姿を見つけ出すことは可能です。

あなたは自分を素直に生きているというかもしれません。しかし、もしも現実の問題があり、生きづらさを感じているとしたら、鏡に映った自分はすでに演じている自分でもあります。

自分を素直に生きていないから、何かに悩み、その悩みの解決方法が見つからないともいえます。

素直に生きることができれば、人生の中で起きる問題や悩みごとの解決方法は、案外簡単なのかもしれません。

本当の自分を知り、自分が何に執着し、パターン性が理解できれば、解決というゴール地点に立つことは誰にでもできます。ただしそのゴールの先へ一歩踏み出す選択は、本人次第なのだと思います。

相性数秘術の数から人生の課題に取り組む

相性数秘術の数から人生の課題に取り組む

相性数秘術では、人生の課題となるテーマも数字からよみとることができます。あなたにとって有意義な人生となるためには、何を改善したり、意識するといいか、生き方考え方の本質は何なのかと考えることができます。

私の場合、思い込みや執着していたと思われる数字のひとつは「22」でした。この数字は、母親と祖母のソウルナンバーでもあります。自分の価値観は、親や祖母の価値観の影響が強かったととらえることができます。しかし、自分の価値観である、魂の数(ソウルナンバー)は「44」

22と44は、似たような数字ですが、やはり違いは出てきます。いつの頃からか自分の人生を生きておらず、親の価値観のもとで生きていたように思えます。それは数字で解釈する以前から感じ取っていた点です。

ですから、数字は素直でもあります。自分の悩んでいる点が数字にもあらわされているからです。

子どもは親の価値観の環境下で養育されます。

親の価値観に合わせ自分の価値観や本質をおさえてしまい、消してしまう人さえいると思います。そうしなければ生きてこれなかった子どもは必ずいます。

そして、自分ではない姿を演じてしまい、何者なのかがわからなくなる。

自分を知るというツールとして、占いでも相性数秘術でも、有効的だと感じています。

自分を変えたいと思ったとき、いざ変えようと思っても、何を変えたらいいのかわからないのではないでしょうか。

自分を知らなければ、変えるところさえわからない。

あなたの生き方や考え方の本質、オリジナルを、相性数秘術から知っていただけましたら幸いです。

相性数秘術の数には問題の本質が隠れている

相性数秘術の数には問題の本質が隠れている

精神分析をしていると相談者の問題の本質が、相性数秘術の数に表現されていることがあり、数から理解できることがあります。

内海式精神構造分析は、さまざまな角度から、病気や問題の本質を探していきます。ひとつの事象やひとつの視点からの考察ではなく、多角的に問題の原因を探していくので、精神分析はあっちもこっちもと考察する視点が多く、解釈するのに難しく感じられるように思えます。

しかし、山登りで例えるとすれば、いろんな道を試してみても、結局は同じ山頂にゴールします。そのように精神分析は「自分」という山を探り、それはときには迷路のようにさまようかもしれませんが、行き着くところは同じです。そのため、所々には、雰囲気的に似たような意味合いのものが散りばめられているのかもしれません。

ですから、相性数秘術によるあなたの数にも、問題の原因、問題の本質のヒントが隠れているともいえます。

私のソウルナンバー44からも、生きづらい人生の理由や原因がわかりました。ソウルナンバーはその名のとおり、魂の数です。価値観でもあり本質でもあります。44は、私にとってとても荷が重かったと思います。まじめさが嫌いで、努力することも嫌いで、人に合わせることも嫌いで、自由気ままに自然の中で風のように流れるように生きたかった。ですから結婚後にうつ病になり、人生から脱線していたともいえます。

また、ぞろ目は複数の数の意味合いが含まれることになるので、定まっていなかったように思えます。普通でもあり変人でもある数です。

今では、それらを表現していきたい自分がいます。いろんな姿を持っていてもいいと思えるようになりました。

まじめさというのは、親の姿でもありました。それに愛着を持っていましたが、否定のほうが強かったと思います。自分のまじめさも否定していました。

自分の持って生まれた数の意味を知ると、どうして生きづらさを感じていたのか、よくわかります。その生きづらさがどこから発生していたのか理由を探すことにより、精神的強さも得られました。自分という人間がいかに弱かったかという認識が持てたからこそ、もっと強くなりたい。

精神分析は心の闇をみる作業となりますので、自己に向き合うためには覚悟と精神的強さも必要です。ですからその手前である、そもそも「自分とは何者か」というテーマを、相性数秘術や占いという学問から一緒に考察してみませんか。