精神分析をしていると相談者の問題の本質が、相性数秘術の数に表現されていることがあり、数から理解できることがあります。
内海式精神構造分析は、さまざまな角度から、病気や問題の本質を探していきます。ひとつの事象やひとつの視点からの考察ではなく、多角的に問題の原因を探していくので、精神分析はあっちもこっちもと考察する視点が多く、解釈するのに難しく感じられるように思えます。
しかし、山登りで例えるとすれば、いろんな道を試してみても、結局は同じ山頂にゴールします。そのように精神分析は「自分」という山を探り、それはときには迷路のようにさまようかもしれませんが、行き着くところは同じです。そのため、所々には、雰囲気的に似たような意味合いのものが散りばめられているのかもしれません。
ですから、相性数秘術によるあなたの数にも、問題の原因、問題の本質のヒントが隠れているともいえます。
私のソウルナンバー44からも、生きづらい人生の理由や原因がわかりました。ソウルナンバーはその名のとおり、魂の数です。価値観でもあり本質でもあります。44は、私にとってとても荷が重かったと思います。まじめさが嫌いで、努力することも嫌いで、人に合わせることも嫌いで、自由気ままに自然の中で風のように流れるように生きたかった。ですから結婚後にうつ病になり、人生から脱線していたともいえます。
また、ぞろ目は複数の数の意味合いが含まれることになるので、定まっていなかったように思えます。普通でもあり変人でもある数です。
今では、それらを表現していきたい自分がいます。いろんな姿を持っていてもいいと思えるようになりました。
まじめさというのは、親の姿でもありました。それに愛着を持っていましたが、否定のほうが強かったと思います。自分のまじめさも否定していました。
自分の持って生まれた数の意味を知ると、どうして生きづらさを感じていたのか、よくわかります。その生きづらさがどこから発生していたのか理由を探すことにより、精神的強さも得られました。自分という人間がいかに弱かったかという認識が持てたからこそ、もっと強くなりたい。
精神分析は心の闇をみる作業となりますので、自己に向き合うためには覚悟と精神的強さも必要です。ですからその手前である、そもそも「自分とは何者か」というテーマを、相性数秘術や占いという学問から一緒に考察してみませんか。