私の病名は、うつ病、躁うつ病、自律神経失調症などでした。
例えば躁うつ病。
気分がハイになったり、うつになったり、今日は良くても明日は不調、1日の中でも、朝は元気がなくて夜から調子がよくなり活動的になる、そんな感じでした。
躁うつ病という名前に意味があるのでしょうか?きっと病気ではなくても多くの方が、朝は元気が出ないけど夜は家に帰ったらほっとして元気になったりしませんか?
もし、病名を付けるのなら「気分が上がったり下がったりする病」とか「気分に波がある病」にしたら、少しは症状に目が向くのかもしれません。
そもそもすべての病名に意味はあるのでしょうか?
何でもかんでも現代は病名をつけたがります。病名を欲しがります。私も病名をもらえたことでゆっくり休める恩恵にあずかれました。この社会は誰でもすぐに病人、病気になれるようになっているのです。
病名に焦点が向くと出ている症状に目が向かなくなり、症状の原因が何なのか考えなくなるのではないでしょうか。原因を1番考えなければいけないところなのに。
病名は原因とはまったく無関係なのです。
「症状を愛せ」
私もそうでしたが、病気の時はとても症状を愛せるようなそんな心のゆとりはなかったのですが、身体は症状を出して何かに気づいてと訴えています。「何か無理していない?」「何かごまかしてない?」「言いたいことを大事な人に言えてないんじゃないの?」「今の自分は本当の自分?」「嫌いなことを無理に好きになっていない?」人それぞれ様々なことが考えられます。
まずは臭い物に蓋をするような、症状を薬で消して終わらせてしまうのではなく、症状に向き合い、その症状、身体の声に耳を傾けて、受け入れてあげてください。