キムタクの名セリフから学べること

キムタクと言えば、ドラマ「グランメゾン東京」が人気ですが、最近「CHANGE」というキムタク主演のドラマを観ました。キムタクが総理大臣になる話しです。

総理(キムタク)とアメリカの外交官との会話の中で、子どもたちの間でいじめがあった時、

「考えようって」

「クラスメイトなんだから気に入らないとか、納得がいかないことがあったら、自分の言いたいことはちゃんと相手に言って、相手の言うことはちゃんと聞いてお互いにとことん考えようって」

「そうすれば相手と自分は違うんだっていうことに気づくんです。」

私も同感です。

分かり合うのではなく、自分と他者の違いに気づくための意見交換。

同じ人間だと思っているからいじめがおきる。争いがおきる。家族や社会の中で問題がおきる。

でも考え方も育った環境も何もかもすべて人は違います。私の考え方もあなたとは違います。その違いに気づくだけでも問題は問題ではなくなります。

「そういう考えもあるよね。」

違いに気づけば互いに発する言葉が変わります。自分の正しさを押し付けなくなります。正しさと正しさのぶつかり合い、押し付け合いがなくなります。人間はそれぞれの正しさを持っています。

そして、自分の正しさに合わせてほしい、合わせないと不快にさえ思うかもしれません。

でも、正しさの押し付け合いをやめ自分と他者は違う人間だと気づくだけで、問題は解決するのかもしれません。

この違いに気づくことで、他者との境界線が引けるのだと思います。ほどよい距離感をキープできるのです。