大事にしていないから大事にされない

子どもが親のいうことを聞かないということは、親子の間ではよくある風景ですが、いうことを聞かない理由は必ずあります。そもそもいうことを聞かせようとする支配的な構図から見直す必要があるでしょう。子どものほうが親よりもすべてが若く、素直で、シンプルで、はるかに賢いからです。社会的体裁や忖度などのない感情から言動しています。

いうことを聞かないとしたら、親はすでに信用されていないということです。親子関係に限らず、組織や人間関係でも同様です。

人はひとりでは生きてはいけません。人間が生み出したシステムの中で生きていますし、水や太陽や空気など自然の恩恵にも預かりながら生きています。

自分の思いが相手に伝わっていないとは、あなたが相手を大事にしていないからではないでしょうか。ひとりでは生きていけないからこそ、独りよがりにならず、自己中心的にかたよらず、支配的にならず生きていく必要があります。

いうことを聞かないという相手の姿は、あなた自身でもあります。マイナス要素でもプラス要素のときでも、気になる相手は自分の鏡である。自分の内に火種があるからこそ、相手の言動が気になります。先にいうことを聞いていないのは「自分」という自覚が持てたとき、何かしらの変化は訪れるのではないでしょうか。大事にされていないと思ったとき、先に大事にしていないのはあなたではないでしょうか。

今、悩んでいる問題があり、怒りや悲しみなど出てくる感情があるとしたら、その根源はあなたから始まっている。

そして、大事にされたいのなら、まずは周囲の人々を大事にすることを心がけてみてください。