改善していく上で重要なこと

私は整体とカウンセリングを通して、とても大事にしていることがあります。
それは「自立する」ということです。

私は、幼少時、あまり親に甘えることができなかったので、早くに自立して大人ぶっていたと思います。小学、中学生の頃、甘えている人を見るのがとても嫌いでした。本当は甘えたいのに。そして、社会人になった時、やっと甘えられる人と出会いました。今の夫です。夫は甘えてくることが全く苦ではなかったようです。お互いの周波数が合致したのでしょう。お互いに心地よく、私は日に日に甘えが強くなり、とうとう何もしなくてもよい状態になりました。うつ病という病名をもらうことで。

うつ病と診断されてからは、わがままの言いたい放題だったと思います。あまり覚えていませんが。幼児退行していったということはよくわかります。本当に早くの自立で疲れきっていたのです。でも、結局は安心できる場は見つかることなく、うつ病を使って甘え、わがままを言って表現していたと思います。

自立のじの字など全くない結婚生活でした。今、振り返ると本当に恥ずかしいです。自分の食事や身の回りのことさえできない人間になっていました。病人だから甘えていいのだと、本当に愚かなことを考えていました。

そもそも、自立していれば病気になっていなかったと思います。「甘えたい」という思いが強過ぎて、うつ病になっていったのだと思います。今の時代、アダルトチルドレンは多いです。幼少時に甘えられなかった人はたくさんおられます。私は今の子どもたちは、ますます私のように無償の愛を受け取ってないのでは感じています。とても心配です。簡単に精神疾患名をつけられてしまう時代だからです。簡単に精神薬が投薬されてしまう時代だからです。

しっかりと自分がアダルトチルドレンだと認識し、常に自立を意識していないと依存の強い大人になってしまいます。「自立」というキーワードはこれからの時代、とても重要ではないでしょうか。

自分が何がしたいのか、何になりたいのか、どうしたいのか、しっかりと自分の頭で考えられる人であって欲しいのです。1つも調べることなく、何でもかんでも人に尋ねて、考えることをやめてしまっている方が多いのです。

例えば、「牛乳は体に悪いのですか?」と聞いてくる方がおられますが、まず、牛乳とはどういうものなのか成分なり、歴史なり、調べるとよいでしょう。調べると、いいのか悪いのかくらいはわかってきます。自分の基準でいいのです。人それぞれ意見が違って当たり前なのです。

今の時代、調べたら様々な情報が得られます。便利なツールがあるのにそれをしない。めんどくさいことを他人任せにして楽をして情報を得る。自立とは一体どういうことなのかよく考えて欲しいのです。