自立と目標

私が断薬時にお世話になったクリニックの先生は、初診時に私がうつ病の時に、食事を夫に作ってもらっていたことを話すと私を叱りました。

私は病人なんだから仕方がない、病人だから当たり前とそういう思考でした。そもそもその考えが幼稚で愚かでした。

病人だからなんでも許される、甘えて当然と自分で弱者を選択していたのです。その甘えがあったから、うつ病もいつまで経っても改善されなかったのだとはっきりわかりました。心の状態が全く自立できる状態ではなかったのです。自分でそうしていたのです。

4ヶ月ほど断薬のため東京のクリニックに通いましたが、いつも叱られていました。禁断症状も出ていたので本当に辛い数ヶ月でしたが、あれほど叱られたのは生まれて初めてだったと思います。

本当に甘い世界に居たんだと思いました。精神が本当に甘すぎました。考え方が幼稚でした。それを選択してきたのは自分自身です。自立したくなかったのです。

いつまでも甘い世界にはいたくないし、もうあんなに辛いうつ状態も、断薬時の禁断症状も、もう経験したくありません。叱られるのも辛いし。(笑)

だから私は自立していようと思って、常に自分の前に目標を掲げて、それに向かって前を見るだけです。前に進むだけです。強い気持ち、強力な目標を持っていないとすぐ折れてしまう心だからです。とても弱い人間なのです。それでも、こんな弱い人間でも自立もできるし、断薬もできました。自立したいという思いは、私にとってとても強いエネルギーなのです。