顕在意識と潜在意識

意識には、自分で考え行動することができる「顕在意識」と、自覚できない無意識「潜在意識」があります。

海に浮かんだ氷山の図でよく例えられています。

そして、無意識の領域である「潜在意識」が約9割を占めていると言われています。9割も占めているので、自分が「これは好き!」と思っていても実はとても嫌いだったりします。私の場合、「うつ病を早く治したい!」と長い期間思っていましたが、実は「治っては困る!」と潜在意識の中で思っていたんだと思います。というか絶対そうだと確信しました。実際、幼少時に甘えられなかったので、とても甘えたい願望が強かったです。そして、早くにこころが大人になってしまったので、疲れていました。結婚してからも疲れていました。だから、「休んでいたい!」と潜在的に思っていました。

人は嘘つきです。

実際に発した言葉は真実ではないことが多いです。そのことをわかっているだけで、症状に変化が起きるのかもしれません。私はそういうことがわかり始めた時に、うつ病がうつ病ではなくなりました。別に新しい薬で治った訳ではなく、ただ薬を手放しただけです。

自覚できる意識と、無意識の領域が一致している時は何も症状も出ないと思います。自分の感情に素直に生きているので。顕在意識と潜在意識が矛盾してくると病気になっていくんだと思います。自分の気持ちに反した生き方をしているからです。でも矛盾を見つけ出すのは困難な時もあります。潜在意識さんは表には出てこないのです。

自分の中でどんな矛盾が起きているのか、一緒に考えてみませんか。