メンタルの不調には外的要因ではなく内的要因をみる

今の社会では、さまざまな圧力によってストレスを抱えることがあるのかもしれませんが、もしかしたらそれはそれほど大きな問題ではないこともあり、問題を大きくしているのが自分であり、ストレスに弱い人間を作り出しているのも自分です。

実際、戦争地域の子ども、または、大人たちは、日本人よりも病人は少ないですし、病院自体も日本のほうがはるかに多く、病気の種類も多く、戦争地域の人々は生きることで精一杯なのです。ストレスに強く、精神が強いのです。

私のうつは、ずっと環境や家族や社会や目の前の問題など、いつもいつも外側ばかり原因を探し、人のせいにしてきました。

だから私のうつは改善がみられなかったのです。

同じ環境にいる人がすべてうつになるのなら、それは大きな原因なのかもしれませんが、実際、家族の中では私だけうつでしたし、メンタルの不調を抱えているのも私だけでした。

外側に原因を探すのではなく、内的要因、つまり自分側に原因があり、問題があり、答えがあり、メンタルの不調やうつ、不眠、パニックをはじめ、自律神経失調症による不調、ガンや難病などさまざまな疾患も、自分から始まっていると考えることが不調を改善する第一歩と言えるでしょう。

ここが精神疾患や病気を抱えておられる方が受け入れられないところであり、改善されない方が多いのも事実です。100年前にこれほどの精神疾患者がいたでしょうか?向精神薬は販売されていたでしょうか?医療費はどうでしょうか?今では知らない間に、向精神薬は内科などでも処方される時代になったのです。

自分から意識的に変わらなければ、何も変わらないのです。精神とからだを立て直す必要もあります。