うつなどの不調をかかえておられる方や、何かしらの問題をかかえておられる方で、なかなか改善や進展がない方に共通しているのが、「被害者意識」を持っているというところです。
被害者意識、つまり自分を可哀想な人、悲劇のヒロインにしているということです。当事者はここが一番納得できないのではないのでしょうか。誰しも自分が可愛いですし、自分を守ろうと、自分のプライドや存在を守ろうとするからです。
でも、被害者を意識すればするほど悪者がいなければいけません。悪者のいる世界にいてはいつまで経っても何も改善はないでしょう。ずっと悪者がいることで自分の正しさを主張できるからです。
被害者意識ではなく、問題を改善、解決するのは、自分がその状況を作っていると100%認めるしかありません。そのことが理解、自覚できた時にうつでも病気でも家庭、社会、人間関係の問題は解決、改善されていくのであって、改善が見られない時は、「変わりたくない」ということです。まずは周りに変わってもらいたいということなのです。
問題をかかえておられる方に共通するもう1つは、支配欲、コントロールしたいという欲求が強いという点も知っていてほしいところです。