病気知らずの人は、NOが言える人

私もまったくNOが言える人ではなかったです。今はカウンセリングで精神分析をしていただいて、NOが言えない理由もよくわかりました。多く方に言えるひとつの理由は、「嫌われたくないから。」

特に、小さな子どもは親には嫌われたくないし、いつも見守っていてほしいから、自分の気持ちに反した反応をしてしまうことは多々あります。「トマト好き?」と聞かれても、嫌いと言えば親は悲しむし困ってしまうので、子どもは「好き」と答えてしまいます。こういう似たようなことが日常で必ずあるのではないでしょうか?

親は、子どもたちが素直な気持ちを言えるように、気をつかわせることがないようにしたいですね。子どもは小さければ小さいほど周りをよく観察しています。胎児の時もわかるそうです。ほんの少しの違和感や言動を察知します。だから、夫婦が仲良くしていること、家族が仲良くしていることが子どもの養育時はとても大切なのです。

「NO」というのは時として勇気がいる時もありますが、NOが言えている人ほど健康的であり、自分らしく生きておられます。結局は自分の気持ちに反した行動を取っている時に、人は病んでいくのです。