こころの重い荷物

隠しておきたいことをずっと心の奥底に置いておくことが重くて、性被害のことを開示してきたのも理由の一つでしたが、綴っていくのも苦しくなる時もあります。隠しておいたほうがいいのか、その重荷を軽くするためにオープンにしたほうがいいのか。苦しく感じる思いは今だけかもしれないので、こういう心の空模様のようなものも、隠さずに書いておこうと思います。

私が被害を開示した一番の理由は、相談者と対等で話したかったから。

トラウマなどつらい経験を吐き出して欲しいし、被害者意識が全面に出るのではなく、自己に向き合い前に進んで欲しかったから、私も同じ立ち位置ですよという意味で開示しました。そういう想いを伝えたかった。

そして、主軸で使用している「内海式精神構造分析法」による精神分析を、より解釈を高めるために、情報を隠して欲しくなかった。

パズルのような感じなのかな。パズルのピースを一つでも隠してしまうと、いつまでも完成はされず、どこかすっきりとしない感覚。虚しい感じ。

私もいろいろとトラウマや宗教や生い立ちなど隠してきたから、人生、どこかぽっかりとブラックゾーンのようなものができて、それが生きづらさを生み出していたように思えます。そしてそこから負のエネルギーが発生しているような感じです。これでは、罪悪感は深まるばかりです。

隠していたほうがいいのか、開示したほうがいいのか。人それぞれその人にあった答えがあるので、その時にどうしたいかと考えることがいいのかなと思います。こうして綴ってみると、性被害というトラウマを開示したことには後悔はしていない。そして、この記事が被害にあった方の目にとまればいいなと思います。