人は常に嘘をついている

うつ病で闘病中の時、私は早く治りたい、治って欲しいと思っていました。でも、気づかない心の奥底では、治ったら家族に甘えられなくなる、元気になったら、やりたくない事までやらないといけなくなると思ったのだと思います。

常に人間は嘘つきなのです。

色々な言葉を発しても深層心理では違うことを願っています。

よく、私のことを「優しい」と言います。私も優しいと思っていました。でも、違った。ただの臆病者なのです。はっきり「イエス」と「ノー」が言えない、その場を波風が立たないよう、自分が傷つかないよう守っていただけなのです。

「私は嘘などつかない!」

どんな言葉でもそうですが、そう言っている人ほど嘘つきであり、言えば言うほど反対の心理が働いています。そのことに気づくことが大事です。そうしたら人は変われます。うつ病を自分で作っていた、自分が病人でいたかった、うつ病でいることが都合がよかった、そう気づいた時、私は変われました。病気を手放せました。本当の自分の声に耳を傾け、受け入れ、変わりたいと願い行動すれば必ず変われます。