まだプレ開業で、整体塾に通っているので、起立性調節障害の方を実際に診ることは今のところないのですが、私の整体塾の師匠の整体院では、起立性調節障害の方が以前と比べて来院が増えているそうです。
師匠の心身楽々堂のホームページに症例が載せられていますので、実際に悩んでおられる方に読んでいただければと思います。
そして、特に子どもたちが学校へ行くことができない、朝、なかなか起きれないということは、多くが身体のどこかに異常があるのではなく、思いに理由がある、何か言えないことが、潜在的に深いところにあると私は思います。
実際、私の娘も高校生の時、1年間学校へ行くことができませんでした。当時は何も分からず、スクールカウンセラーの助言どおりメンタルクリニックへ行き、疾患名をつけられてしまいました。投薬はありませんでした。あったとしても飲ませるつもりはありませんでした。
今思えば、かなり寂しい思いをさせていたと思います。娘が小学生の時から私はうつ病で、寝ていることが多かったからです。自分のことで精一杯だったからです。娘に聞いたところ、「家に居たかった」そう言っていました。私がうつ病でかなり不安定だったので、甘えることができていなかったのだと思います。
今の子どもたちは、かなり自分の思いを自分の中に閉じ込めているように思えます。親に心配させたくない、言ってしまうと嫌われる、言っても分かってもらえない、言えば叱られる、話したいことが沢山ある、将来が不安で気づいて欲しい、様々な理由が考えられます。
まずは親と子が、何でも話し合える環境を作っていくことが大事なのではないでしょうか。安心して子どもたちが何でも話せる環境にして、子どもが何がしたいのか、どうしたいのか聞いてあげるだけでも、状況は変わってくるのかもしれません。