向精神薬の断薬時に心がけたこと

向精神薬に限らず、薬を断つということはとても勇気がいります。医師に頼らずに断薬に取り組むことは不安がありますし、すべて自己責任ですし、どうなるかは誰にもわかりません。私は責任が伴うことはわかっていましたし不安もとてもありましたが、それよりも薬を飲まないという生活に早く戻したかった。

 

奴隷ではいたくなかったのです。

 

医療の奴隷、薬の奴隷、社会の奴隷、環境、家庭、家族の奴隷など。

 

薬を服用しているということは、奴隷の何ものでもありません。いつも何かに縛られている、制限がある状態なのです。自由がなかった。

 

自分が奴隷の状態であるという認識を持つこと、いつも社会は奴隷を作り出しているという認識をもつこと、自分は被害者ではなくむしろ自分がその状態を作りだしていたという認識を持つこと、人のせいにしない、自分で考え自分なりの答えを出すこと、医療や社会構造を調べて知ること、この点をとても大事にして断薬にトライしました。

 

勢いでは向精神薬の断薬は難しく、もし仮に断薬できたとしても、いつかまた戻ってしまう可能性はとても大きいのです。

 

今では、薬にしろ、向精神薬にしろ、危険視される医師は増えてきました。どうかまずは、自分がどんな薬を服用しているのか、効果が本当にあるのか、危険な薬ではないのか調べてください。ひとつ言えることは、薬は確実に人間にとっても生物すべてにも「毒」であるということです。