起立性調節障害についての考察

最近、子どもたちに多い起立性調節障害。定義は、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調といわれています。その他の症状としては、疲れやすい、腹痛、吐き気、嘔吐、頭痛、胸痛、食欲不振、朝起きられないなどです。

あなたが当事者もしくは親の立場でしたら、病名ではなく、まずは出ている症状について考えてみてください。

例えば、朝起きれないのなら、起きたくない理由があるのです。それを子どもと一緒に話し合い、考えてみてください。疲れやすいのなら、頑張りすぎてきたのかもしれません。吐き気があるのなら、飲み込みたくない感情が隠れています。もしくは吐くことで栄養が足りない身体になるので、成長したくないのかもしれません。

何にしろ、起立性調節障害は若い子どもに起きているので、ほとんど親子間の問題であると思います。私は100%であると感じています。きっかけがいじめなど学校だったり、友だちだとしてもです。

そこから考えを変えなくては、結局は病名にとらわれてしまい薬で対処するだけになりますし、他者に原因をぶつけてしまい、自分には何も原因はないのだということになり、何も解決されないのです。最後は子どもだけが薬づけとなるだけなのです。

整体くららでは、東洋医学の有名な言葉である「心身一如」を重要視しています。これは心と体はひとつであるという意味です。 不快な症状や問題など本質の原因を、心(精神、思考)と身体(物質)の両面から一緒に探していきます。