好きなのに嫌いと言ったり、好きな子をいじめてしまうというのは、子どもたちの世界で見かける光景ではないでしょうか。
二律背反、ジレンマというものは、誰しも持っているものであり、人間の心のシステムでもあります。
ぞんざいに扱われているのではと思うことがあるのなら、それは自らその世界を引き寄せているのは自分自身であり、ぞんざいに扱って欲しい自分がいるということです。私もそうでした。
人は大切に扱われたいと誰でも思うはずです。私もそのように大事にされたいですし、雑な対応よりも大切に対応されたほうが嬉しいです。しかし、そこに二律背反やジレンマというものが邪魔をします。
どうしてそうなってしまうのか。どうして大切にしてほしいのに、ぞんざいに扱ってほしいことを望むのか。
幼少の育った環境に根本的な理由が隠れており、育った環境や過程だけでなく、自覚も認識も全くできていない過去の出来事の影響により、自らぞんざいに扱ってほしいと望んでしまうのです。
その見えていない部分を探していき、認識自覚する作業が、内海式精神構造分析法です。
ぞんざいに扱われてしまう理由やうつ病が長く続く理由、家庭問題、夫婦問題、子育て問題から様々な病気の理由などが一体何なのかを探っていくことができます。
ぞんざいに扱われてしまうことは悲しいことであり、寂しさもありました。
ですからすぐに人は被害者の立場を選んでしまいます。誰かを悪者にして自分を被害者にして、かわいそうな人にしてしまいます。
しかし、それを望んでいたのは自分自身だと知った時、私はもう被害者ではなくなりました。加害者だったのです。自ら引き寄せ、そうなることを望んでいたのです。気づいた時にそれをどうするか、決めていけばいいと思います。以前よりは自分を大切にできるようになりました。
人は自分の見たい世界しか見ません。潜在的に望んている世界しか見ませんし、見たい景色が常に目の前に現れます。
何を選択するのかは自由であり、本当の理由を知ることができた時にだけ、人は矛盾なく素直な気持ちで何が最善な選択なのかを知ることができるのだと思います。納得のいく選択ができるのです。
本年も、整体くららをよろしくお願いいたします。
※写真は1/3(日)静岡県掛川市粟ヶ岳山頂から見えた笠雲がかかった富士山です。