私も過去を振り返ってみると弱い人を常に助けている状態でした。自分自身のほうが弱い人間だというのに。助けてばかりだったので疲弊もしていました。
どうして助けてしまうのか。そう思ったことはありませんか。
一つ考えられる理由は、その助けている人は「親」であったり、「親」「兄弟」に似ている人ではないでしょうか。親が他者を助けている場面をあなたが見ていたら、同じようにしてしまうのが人間の心のシステムです。そして、助けることで承認欲求を満たしていたりもします。助けることで認めてもらえることを望んでいるのです。
私たち人間は、大人になっても親から見たら子どもです。親に愛して欲しいという欲求は常に持っています。そして、どうしたら認めてもらえるのかと常に考えています。いくら毒親だとしても。
助ける場面を自ら作っていることにもなります。
それを続けるのもやめるのも自由であり、選択できるのは「自分自身」です。
私はだいぶ手放すことができたのかなと思います。まずは自分を大切にしていいのだという思いを持つことにしました。そうすることで自分自身の予定でいっぱいになり、むしろ他者ではなく「自分自身」を助けたい、大事にしたいという思いが優先されます。