自分探しに8年かかりました

うつ病をやめて、向精神薬を断薬して今年で8年になります。やっと最近、自分という人間が何者なのかわかってきました。

2014年に断薬して3年間はトラウマや問題などにも向き合わず遠ざかっていました。断薬はできても、うつは治っても、苦しい毎日でした。

断薬してから3年後、自己に向き合うのに必死でした。しかし、恐怖でもありました。ですから問題の本質や自分自身とは何者なのかという理解や自覚や解釈が進むのに時間がかかってしまったのだと思います。

最近は、症状や病気などは特にないという方が、整体くららを利用されます。自分自身を知りたいという方が内海式精神構造分析を体験してくださっています。私は自己に向き合うことは社会のあらゆる問題にも向き合う姿勢を持つことにもなるので、そういう方にこそ整体くららを利用していただきたいなと思っています。

途中で挫折するかもしれません。何かしらの思いがあって封じてきてしまったものがあるので、むしろ封じて演じていたほうが楽かもしれません。そのほうが何かしらの利益があるのだと思います。前に進むのかそのままなのか、それは自由です。

私は前に進むほうを選びました。もう封じてしまうのも演じてしまうのも疲れてしまいました。最後の人生は自分らしく生きたいとそう思うようになりました。せっかくの生まれ持った特質をこれからは出していきたい、表現していきたいとそう思うようになりました。いくら誰かに嫌われたとしても。

そういう結論を出せることにこれほどまでに時間がかかったと思うと、もう少し早くそうしたかったという思いもありますが、それでも、うつ病の時のように身動きの取れない、生きている心地もしないような状態にはもう戻りたくはない。

前に進む「時」というのは人それぞれあると思いますが、少しでも早く、自分らしさを表現できるようになっていただけましたら嬉しく思います。見えていなかった部分(深層心理など)の認識や自覚ができるようになったらいいなと思います。何故?という部分の理解が深まればいいなと思います。

そして、この社会全体から病気や精神疾患や自殺も、無駄な医療や精神薬もなくなることを願っています。そういう思いで、精神分析をさせていただいています。自分自身のからだもこころも健康や生き方もすべて自己で世話ができる人が増えていってほしい。そうしたら、それは自分らしく生きていることになるのだから。