平和主義者に平和は訪れるのか

波風を立てたくない。平和で穏やかな日々を家族や友人と過ごすことができるのなら、自分の想いは誰にも明かさず、言葉を飲み込み続け、平和の状態を維持します。というのが私の今までの人生でした。

嫁ぎ先ではずっとそうしてきました。毎日、言いたい想いはあったけれど、争いや自分や誰かが傷つくことになってしまうため、言いたい言葉は少しずつ封じるようになりました。そして、言わなくなった。

このような状態で本当に平和は訪れるのでしょうか。

今、日本の現状は同じように私には見えます。

本当はワクチンもマスクも無意味なことだと思っているのに、体裁で周りや相手、家族に合わせて接種したりつけたりしています。そうしたために身体が不自由になっている方もいたり、体調が悪くなったり、最悪、亡くなっている方もおられるでしょう。平和を求めた結果、平和ではない状態になった方もおられます。

私はもう自分の思っている言葉を封じて自分自身を傷つけたくはない。

そして、本音で語り合える家族や社会にしたいと思っています。平和や体裁など気にしていたら、本音はいつまでも伝わることはなく、いつか募り募ってその想いは爆発してしまうくらいの威力があると思っています。だったら、今、伝えたほうがいい。後悔のないように伝えたほうがいい。

そもそもこの世の中に平和など一度も訪れたことはないです。常に強者が弱者を支配、コントロールし、弱者には平和などありません。誰かが笑っている裏側では、悲しみの涙を流しているのが現実世界です。

日常や家庭など平和にしたいと思うのなら、せめて、裏心のない本音を言い合い、平和を維持したほうが私はそのほうがいいと思いました。ずっと言葉や感情を封じて平和を求めてきた結果、平和にはならなかったので。