講演のタイトル「子どもを精神科につながないためのお話」

今日は自然派倶楽部Mama’s10周年記念イベントに行ってきました。

以前からお会いしたかった、精神科医の増田さやか先生のお話しを聞いてきました。

講演のタイトルは「子どもを精神科につながないためのお話」

どうしてつないではいけないのか、精神科につながないためにどうしたらよいのか、分かりやすく説明していただきました。

講演のお話しの中で、精神科医に精神の病気の原因を聞くと、責任を感じなくていいよという意味で「お母さんのせいではないです」と言われることが多いそうです。一見、とても優しい、気遣いのある言葉のように思えますが、これは子どもの側にだけ、子どもの脳にだけ原因があると言っているのと同じで、親に責任逃れをさせて、子どもにだけ病気だからと原因を全て押し付けているというお話しでした。

私も家族に曖昧な精神疾患名をつけられた時、安心してしまいました。私のせいじゃないんだと。でも、家族にこそ、親にこそ原因があるのに、1番見なくてはいけないところに蓋をして真実から目をそらしてしまいました。私のうつ病もきっと周りは病名がついたことでホッとしたと思います。

私もそうでしたが、病院、心療内科などに行った時、症状の原因が1番知りたかったです。でも、原因の答えを言ってくれた医師はいませんでした。その代わり病名をもらい、私も安心してしまいました。愚かだった。

やっと10年経ってうつ病の原因の答えを知ることができて、3ヶ月で断薬できました。どうして症状が出ているのかしっかりと追及し知ることは大切なのです。できたら医師の側が投薬で解決しないで、病名や診断名も出さず、症状に向き合えるようサポートしてくださればと思います。原因がどこにあるのか気づかせてくださるだけでいいのです。

薬物治療しなくても解決できる精神疾患はたくさんあると思います。私も薬では何も解決できませんでしたし、多くの減断薬者がいるということは、そういうことではないでしょうか。

増田さやか先生は名古屋のまごころ診療所で、水曜日、木曜日と診察されているそうです。