ひきこもり歴10年

ひきこもり歴10年

結婚後、子どもの成長とともにひきこもりがちになった10年間。簡単にいえば、宗教による集会が嫌で、奉仕が嫌で、嘘が多い人間関係が嫌で、嫁姑問題もどうにもならず、人との交流も嫌だった。子育ても放棄している状態でした。いいたいことをいわず、ひきこもることで家族に反発していました。さまざまな深層心理の感情により、ひきこもることを選択していました。

そして、心身ともに退行している状態でした。

夫に家事、育児、仕事とお任せの日々でした。適当に毎日を過ごし、私がいなくても家庭内はまわっていく。家では存在も薄れていました。

過去のこと、ひきこもりの状態を文字にすればするほど恥ずかしくなります。自分が一番、その状態により利益を得ていたからです。望んでいたからです。

人が退行することにも意味はあると思います。めんどうな人間になり、注意を自分に向いてもらうためでもありますが、精神を守っていたともいえます。どうにもならない現実により、退行という手段で心的苦痛から逃れていたともいえる。波風を立てず、偽りの平和を得るための退行でしたが、今考えると幼稚な手段でした。

内閣府が2023年3月31日に公表した推計値によると、ひきこもりは15~64歳で146万人いる、日本の現状。

自信がない、甘えたい、コミュニケーションの問題という理由だけではない。さまざまな要因が重なりあってのひきこもりです。ひきこもりにも得と損があり、それは周りにいる家族も同様です。

性被害者と怒り

性被害者と怒り

人には必ず後悔はあると思います。もちろん私にもあります。子どもの特異性や生き方や考え方を、宗教で抑えてしまいました。父親祖母を助けれなかった後悔もあります。そして、姉という立場をおろそかにしてしまった。妹には優しさを表現できていなかったと思います。

妹とは、20歳まで一緒に暮らしていました。私は性被害者としてどこか苛立ちがあったと思います。でも自分ではまったく気づいていなかった。苛立ちや怒りは深層心理によるものであり、本質的で根源的で欲求的なものに突き動かされ、時々怒りが妹に向かっていました。他にはその感情は向かっていませんでした。

今振り返ると、伝えたい感情、性被害を受けてなんともいえようにない感情を、親や誰かにわかって欲しかったのだと思います。

もっと明確に、自分の怒りの根源が理解できていたらよかったのにと思うことはあります。そうしたら怒りや苛立ちは少しは静まっていたと思います。そんなこと小学生には無理かもしれませんが、それでも早く理解できていたらと後悔ばかりです。

ですから大人や親が、子どもの些細な言動に気づいて欲しい。性被害は日本でも常態化しており、ただ当事者がいわないだけであり、性の悩みを持っておられる方がみえていないだけであり、現実には悩んでいる方はいるのです。

そして、性被害者の悩みの根源は、その時の状態ではなく、トラウマといわれるものではなく、自分の精神の動きを感じ取り、自覚したときが一番つらいというところです。ですからずっと性被害者として弱者のままになってしまいます。自分で自分を乗り越えなければならない現実は、それもまたとてもつらい現実です。私はあなたに同じ道をおすすめはしません。あなた自身でどちらかの道を選択していただきたい。

性被害者という弱者のままでいるか、もしくは自己の精神に向き合い、もうそこから逃れられるほどの過去の自分よりも強者になるか。そのどちらかです。

弱者は結局、誰かに救ってもらうのではなく、自分でそこから這い上がれる何かをみつけ、強い熱量で動くしかない。それが人として生きるということでもあります。

0と9の違い

0と9の違い

相性数秘術で「9」は、存在を消すという性質を持っています。どうしてかというと、一般的な数秘術の計算でも同様ですが、9を省いて足し合わせても同じ数字になるからです。(この計算方式の場合は、ぞろ目はでません。)存在を消している状態となります。存在が無いともいえるのではないでしょうか。0という数字も「存在が無い」ともいえるかもしれません。

しかし、明らかに0と9は違いますし、数秘術の世界では0の解釈は今の所聞いたことがありません。もちろん、相性数秘術でも0という数字は扱いません。そして、0と9の「無い」という意味合いは、それぞれ違うのではないかと私は解釈しています。

内海式で教わった数秘術では、9は「虚無の数」と教えていただきました。そういう雰囲気はあると思います。0も「虚無」と言い表すこともできるかもしれない。しかし、9の虚無のほうが存在はあるように思えます。実際、9の数は大きいので、社会の一部としてその輪に存在しているわけですし、他者を1番意識している数でもあります。1のようにエネルギッシュでダイナミックな動きはなく、動きは止まっていますが、誰かのために動く人が9の人です。自分よりも他者を優先します。

そうすると、9番さんは、虚無主義の積極的虚無主義者といえるのかもしれない。虚無主義には「積極的な虚無主義」と「消極的な虚無主義」があります。

9という数字の性質は、少し寂しい雰囲気を持つ数字のようですが、しかし根っこの部分では、とても力強いものを携えているのだと思います。0の無いという性質とは明らかに違うエネルギーを持っています。

今年の2025年は、足し合わせると「9」になります。

今年はどんな年になるか。

この私が考察した「積極的な虚無主義」という性質が、多くの方の行動に反映されたらいいなと思います。絶望を感じ、どうにもならないと嘆いて終わるのではなく、消滅危機の日本や現実の状況でも、それでも前を向いて先の世代の命を意識した行動へと突き進む力を生み出すことができますように。今よりも向上心を持てますように。

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調べることで本当の姿を知り、感情は生まれる

調べることで本当の姿を知り、感情は生まれる

昨日は相性数秘術グループの交流会がありました。
初めての司会を務めさせていただきました。
いただいたテーマは「政治家編」
気になる政治家と政治家予定者の数秘を出して、数字から考察していく交流会となりました。
私が扱った人物は「安倍晋三」

虚言癖とまでいわれていた人物を数秘からどう読み解くことができるか。私にとっても学びの多い交流会と1ヶ月ほどの準備期間でした。

準備期間中、たくさんの安倍晋三氏の姿を知ることができました。そして、日本消滅危機に導いたということを勉強会や講演会、ネットや書籍などで聞いていたのですが、簡単にいうと「わかったふり」でした。

この交流会の準備期間で1番、得た学びは、

自分で調べない限り、
受け取っただけの情報は価値がないもの。
そして、本当の現実はみえていないということ。
調べることで、はじめて本当の自分の感情は生まれるということ。

この点が発見でもありました。

整体くららのページに訪問されているということは、内海聡氏のこともよくご存知の方が多いと思います。多くの情報を発信してくださっています。現代では政治や医療や食などについて簡単に情報収集することができ、有難いことです。

しかし、その情報を受け取った私たちは、その後どうされていますか?

食や医療でしたら、よく調べて日常にあてはめて生活していくと思います。しかし、政治や社会的問題についてはどうでしょうか。調べることすらしていないのではないでしょうか。もしかしたら、食や医療よりも重要な分野かもしれません。政治の役割は、税金の集め方と使い方を決め、社会のルールを決めることだからです。私たち市民の生活に直結しているのが政治です。政治は社会でもあり、国のあり方を決める場でもあるので、先の世代にも影響します。

安倍晋三に限らず、調べれば調べるほど、衰退途上国といわれるまでになった、そう導いてきた政治家に日本の国民はもっと怒りを持った方がよいのだと思います。そして、その政治家の姿は無関心な私たちの姿でもあり、鏡なんだということもしっかりと自覚し、そして、このままではいけないと、何かしらの行動へと進めていかなければならないのだと思います。もうそこまで追い詰められているのが日本の現状です。

私は安倍政権によるTPP参加表明が特に日本衰退へと導いたものではないかと思います。ぜひ調べてください。調べることで、日本の現状のヤバさが自覚できると思います。

人は嫌なものには蓋をしてしまう性質があります。目を塞ぎ耳を塞ぎ、なかったかのようにしてしまいます。

相性数秘術や星占いや精神分析で自分を知ることは、日本を知ることにもつながってきますので、自分を知ることで、さまざまな分野を知るというきっかけとなりましたら幸いです。

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