エホバの証人と儒教精神

エホバの証人と儒教精神

エホバの証人のとき、つらく感じていたひとつは、夫に服従しなくてはならなかったことです。同じ人間なのに対等ではなかった。聖書の教えでは、エフェソス5章にあるように、「妻は自分の夫に服しなさい」とあり、夫と妻の関係性をみたとき、夫が妻よりも上の立場にありました。

違う意見があったとしても、最終的には家庭の頭である夫の意見を尊重し、服さなければならない。私が意見をいうことはあまりなくなっていました。

しかし、その考え方は私が望んでいた現実でした。自分自身のルーツに韓国や儒教精神が影響していたからです。当時は儒教の教えさえしらなかった。しかし、親や目上の人を大事にするなど、私の内に根強く儒教精神がありました。

夫に服するとはある意味、楽だったのかもしれません。意見を持たず発言しないのは、責任が課されることもなくなるからです。それだけではなく、自分を低めていることで夫を高めることもできます。どこか自分の父親を夫に重ね合わせていたと思います。子どもからみればいい迷惑であり、情けない母親でした。

自分がなくなるほどの親を大事にして、親や夫に服従するばかりなのは嫌ですが、儒教思想にはよい考え方もあります。

儒教の創始者である孔子は、「武力によって他者を支配しようとするのではなく、君子の徳によって天下を治めるべきだ」といわれ、国のリーダーが他人を思いやる気持ちを持つほうが、政治がうまく成り立つと主張しました。

理想論かもしれませんが、義を思い、立派な人間になろうと努力する国民の徳や利益を考える政治家が増え、孔子の考え方が日本の政治に反映されれば、今よりはよい国の状態になるかもしれません。

今ではエホバの証人から脱退し、対等に意見をいい合い、議論できていますが、以前では考えられないことでした。意見を持つこと、自分の考え方や生き方をしっかりと持つこと、そして発した言葉と行動に責任を持つことは、自分という人間が何者なのかという答えが見つかるのだと思います。アイデンティティが確立されてきます。

儒教思想やさまざまな思想から、いろいろと歴史から学び、独自の思想を持てるようにこれからも成長できたらと思う日々です。

そして、自分のルーツを深めることはアイデンティティの確立にもつながるので、ルーツに関係がある、儒教、儒学や孔子についてもう少し学んでみたいと思います。

私の最初のうつ状態は小学生

私の最初のうつ状態は小学生

私がうつ病と診断されたのは、2004年の32歳になる手前の頃でした。当時の症状としては、免疫低下による感染症や、無気力感、疲労感、婦人病や関節やさまざまな体の痛みや炎症がありました。向精神薬の服用により、本物のうつ病になってしまった。少し休み、現実問題である人間関係や自己問題に向き合えば、薬を飲むこともなく医原病によるうつ病にはなりませんでした。

しかし過去を振り返ってみると、うつ傾向ではあったと思います。どこからなのか明確ではありませんが、小学生高学年頃、無気力感はありました。時々、無気力で動けないときがありました。父親が亡くなった後、もしくは性被害後かもしれません。他のエピソードによる理由があるかもしれません。

何にしろ、「無気力」というキーワードからも、生きる力が落ちていたともとらえられます。生きる力を落としているひとつの理由は、罪悪感というところでしょうか。なぜ父親が早くに亡くなったのか理由が明確ではなく、父親を助けれなかった、または何か悪いことをして性被害により罰を受けているのか。もしかしたら交通事故死の祖母のエピソードや兄弟関係によるものかもしれません。

うつ病と診断されたその日から、うつ病なのではなく、うつ患者は過去にうつ状態はなかったかと考えることも、根本の理由にたどり着けるひとつのヒントになると思います。

私の場合は、精神の安定が幼少からなかったように思えます。父親が亡くなってからは、とにかく泣いていました。ひとりで泣いていた。

私のうつ状態のはじまりは、父親との別れからではないかと思っています。

ですから、薬ではどうにもならない。

悲しみは今でもやはり消えないので、死別の悲しみから逃げず、その現実から逃げず、とにかく泣きたいときは泣いて、自分の潜在的感情に素直に気づき表現してあげることで、うつ病や他の病気になるリスクは避けられると思います。

恋愛の法則性を知って恋愛上手になる

恋愛の法則性を知って恋愛上手になる

あなたは今まで、何回恋愛をしましたか?

私は付き合った人の数は少ないほうだと思います。20歳で結婚したということもひとつの理由でもあります。

付き合った相手のパターンから、自分のことを知ることはできます。私の恋愛は、すべての男性からふられました。笑)男と付き合いたくないというあらわれでもあります。そして、男を傷つけるより傷つきたいという、厄介な特性でもあります。笑

その理由としては、傷つくことに愛着を持っているからです。

では、なぜ愛着を持つのか。

それは、幼少期や古い親族の歴史のパターンから、その理由の要素となる情報を、さまざまな視点から知ることができます。私の場合は、女性が家庭内で傷つく立場だったというのが愛着(執着)を持つひとつの理由です。もちろん他にも理由はあります。

古い歴史から引き継がれている繰り返しのパターンから抜け出したとき、少しはあなたが望む恋愛の形へと近づけるのかもしれません。今、恋愛中のかたがおられましたら、好きな人とよりよい恋愛もできることでしょう。

しかし、傷つくことへの愛着は相当なエネルギーを持っています。人は負のエネルギーにこそ愛着を持つ。その負の力に勝てるかどうかは、あなた自身です。

生まれたときの情報から、家庭環境、親子関係にいたるまで、自分のあらゆる姿を知ることが、恋愛上手になる鍵となります。

睡眠の悩み

睡眠の悩み

うつ病のとき、睡眠の問題はありました。どちらかといえば不眠ではなく、たくさん眠れるということ。向精神薬を服用しはじめてからは、眠気を感じることはよくあり横になることが多かった。しかし浅い眠りで、寝たり起きたりの繰り返しでした。

睡眠障害は現代の国民病とまでいわれ、豊橋市内にも睡眠専門の外来があるほどです。しかし、本当に障害や病気なのでしょうか。

私の場合は、睡眠の問題はあきらかに精神が関係していました。人間関係の問題がありました。心身ともに疲弊しきっていました。ですから、眠くなるのも当然です。単純に、体もこころも休んでと、内面で叫んでいたんだと思います。体がそう叫んでいました。その声に向き合っていたら、10年間も向精神薬を飲まなくてもよかったのかもしれません。

不眠の場合も同様です。

必ず眠れないほどの危機的な問題を抱えていると思います。問題をどうにかしないかぎり、体は反応しつづけます。地震が長期に続いたとき、生命が脅かされている状況であなたはのんびりと眠れるでしょうか。危険な場所に置かれた状態では、体は休まりませんし、反応として眠らないと思います。それと同様で、不眠というのは何かを知らせている状態でもあります。

不眠のための投薬である向精神薬により、私たちの体の神経伝達物質に何かしらの影響を及ぼしているので、今の状態は複雑になってきます。

薬を飲む前と比べて何も改善がなく、むしろ悪化しており、長期間薬の奴隷となっているのなら、一度対応の仕方を見直すことをおすすめします。

一度味を覚えたら、やめたくてもやめれないのが向精神薬です。

そして、常に眠く眠っていたいと思うのなら、それは活動低下の状態であり、生物学的観点からいえば、生命力をためているか、もしくは生命力が落ちているのではないかと考察することができます。