自分らしく生きてほしい

自分らしく生きてほしい

私がうつだった期間、その前からもですが、自分の感情に素直には生きていませんでした。いつも誰かに気を遣い、好きでもないことをして、誰かが喜ぶからという動機で行動していました。叱られるのもいやで人の顔色を見て生きていました。簡単に言えば「いい子ちゃんを演じていた」ただそれだけです。

深層心理分析カウンセリングをクライアントにすると、この「いい子ちゃん」を演じている方が多く、本人はそれに全く気づいてはいません。自分が仮面の状態だということに気づいていないのです。

それはとても苦しいことだと思うのです。本当は誰かをすごく恨んでいるのに「大好き」と言っているような感じで、自分の感情に素直になっておらず、それを抑えて生きているのです。嫌いな人を好きと言って生きていくしか方法がなかったのです。

だから、うつでも不眠でもパニックでも、あらゆる病気の方にも、「自分らしく」生きてほしいのです。自分の感情に気づいて生きてほしいのです。

あなたの症状は、あなたの本当の感情が隠れています。そして、からだが教えてくれています。「生き方それでいいの?何か間違っていない?」って教えてくれています。どうかそのお知らせに耳を傾けてあげてください。そして、少しでも早く新しい人生を歩み、自分らしく誰の道でもない、あなたの道を生きていってください。

再スタートは遅いよりは早いほうがよい

再スタートは遅いよりは早いほうがよい

2014年、3ヶ月で向精神薬を断薬し、それから3年間は彷徨っていました。心の立て直しができておらず、何も問題が解決されておらず、薬は断薬できても心はとても苦しかったことを覚えています。

断薬して3年後、信頼のおける医師とカウンセラーに依頼し、自分の内面と心と向き合う作業をしました。今まで気づくことも見ることもしなかった感情に向き合いました。

そして、人生の再スタートができました。

その時、私は45歳でした。

それから整体師、整腸師の勉強をし、からだやこころや栄養など、様々な分野のものを学んできました。でも、いつも考えることは、「もう少し再スタートが早かったらよかったのに」と後悔があるのです。仕方がないことです。私のうつは10年間は必要であり、それを作り出していたのは紛れもなく自分です。

今、あなたがまだそれほど年齢が上ではなく、若い世代でしたら、早く再スタートを歩んでほしいのです。遅いよりかはやっぱり早いほうがいい。記憶力や理解力もいいですし、何か目標ができたら、目標に向かうスピードも若いほうが早いと思います。

もし今、あなたがうつや不眠やパニックや難病や癌やなかなか治らない病気でしたら、まずは自分のこころと向き合うことをおすすめします。

自分と自分の感情と向き合うことはつらいことかもしれません。逃げてしまいたくなるかもしれません。でも、それをしなかったために今の自分があり、今の状況、状態になっていると思います。

病気を治したり、自分を変えていくには、自分と向き合うことが大前提であり、大事な作業です。自分を知らずして変えることはできないからです。他者を変えることはできないからです。そして、そういう方にこそ深層心理分析カウンセリングを受けてほしいと思います。


整体塾の師匠、西田先生とZOOM対談しました。ご視聴いただけましたら幸いです。


https://vimeo.com/447241451/6f88d70d9e

整体塾の師匠の「心整体法・通信講座」リニューアルされました。


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子育てで一番気をつけるべきことは?

子育てで一番気をつけるべきことは?

それは、「子どもをコントロールしない」ということです。

抑圧されたお子さんは、バネを押し続けてしまうと跳ねてどこかに飛んでいってしまうように、いつか自我を持った時に反動が訪れてしまいます。それは、暴力であったり、暴言であったり、無視であったり、家出だったり、様々な行動にあらわれます。

そして、精神的に不調をかかえる方の多くは、幼少時から抑圧された経験がある方たちです。

私たち大人、親は、体裁を気にしてしまいます。子どもの気持ちを本当は最優先しなくてはいけないのに、いつも自分の気持ちや感覚が最優先です。

外で遊んだり、学校に行っている子どもは何も困っていないのに、「静かにしなさい」「迷惑をかけないようにしなさい」「忘れ物をしないようにしなさい」と親である側が困る状況になっていると、子どもの行動をコントロールして、支配して、親の気持ちを満たすために、子どもに指示を与えているのです。

これは、親である私たちの精神が弱かったり、生き方や選択に問題があるということです。発達障害や精神疾患や精神的に不調とされている方に問題はもともとはなく、問題があるように押し付けているのが大人であり、親です。

私たち大人が考え方を改めないと、お子さんの発達障害、精神疾患、精神的な不調はこの先、ますます増えてしまいます。現代は簡単に発達障害のレッテルをはられてしまいますし、偏食だけで発達障害と言われてしまいますし、発達障害バブルなのです。

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子どものひきこもりについて最近気づいたこと

子どものひきこもりについて最近気づいたこと

2011年、子どもが高校に入学して間もなく、不登校になりました。理由は確か、友達と気が合わないなど。仲のよい友達ができなかったように思えます。

9年経った現在、この理由はまったく無意味な理由だったと気づきました。

今、振り返って私たち親側が気づいたことは、「子どもは常に両親に仲良くなってもらいたくて、なんとかして仲を取り持つことをする」簡単に言えば、子どもは家庭や家族や夫婦の調和を取ろうとする。

まさに、子どもがひきこもったことで共通の問題を夫婦で解決するために協力し合いました。

当時は私もうつ状態であり、うつ病、躁うつ病と診断されており、精神的に不安定で、常に死にたい、この家から逃げたいとそんなことばかり考えていました。

なので、夫婦仲も外側からは良いように見えていたかもしれませんが、まったくそのようなことはなく、家庭内もどこか冷えていたように思えます。

そんな時、子どもは何を感じるのでしょうか?

きっと居心地のよい家庭がいいと思い、なんとかして仲良くさせるのではないでしょうか。

子どものひきこもりは、家庭、家族関係がとても大きく影響していて、ほぼ夫婦関係がよくない、問題を抱えている状態だそうです。

当時はまったくそのことに気づけていませんでした。ひきこもりの問題は、子ども自身の問題であって、私たち親には何も関係していないと思っていました。なんて愚かな思考なのでしょう。紛れもなく子どもはその家庭で育ち成長しているのに・・・本当に反省の毎日です。

1年間のひきこもりのあと、子どもは学校に通いだしました。自分から学校に行くと決意したのです。もしかしたら、その時何か私たち夫婦のかたちが変わったのかもしれません。その後、私は向精神薬を減断薬に取り掛かることを決意しました。心境の変化はあり、それはもしかしたら子どものひきこもりがきっかけとなったのかもしれません。

ひきこもりは、決して子どもだけの問題ではありません。家族の問題です。むしろ夫婦にこそ問題があり、それに気づかせてもらうための出来事かもしれません。

いま一度、ひきこもりのお子さんがおられましたら、病院や薬などで対処せず、家族がみな現実に向き合ってみてください。隠していたものや、見たくないものや、感じたくないものに向き合えば、必ず何か小さいことかもしれませんが、変化は起きるからです。

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子どものひきこもりは、親が子どもを変えることはできません。変えられるのは親である「自分自身」です。そのための精神分析を整体くららではおすすめしています。