ある方と話をしていて、明らかに家に居たくない行動をとっていたので「家に居たくないのでは?」と聞いてみると、「それはない!」とかなり私の伝えた言葉を拒絶しました。
それから会話が続き、ある時、本人がなかなか家に帰らない状況を、作り出していることに自分の発した言葉で気づき「自分は家に居たくなかったんだ」と腑に落とされました。
このように、人は、他者から言われたことに初めは拒絶することがあります。子どもがよく反応する「そんなことないもん!」のように。
だから、今の状況、今の症状は、自分が作り出していると、自分が気づいて腑に落とさないと、何かを変えることは難しいのです。
人を変えることはできず、変えられるのは自分だけだからです。
でも、「自分だったんだ」「そうなんだ」と気づいてからは改善は早いと思います。私も自分の鬱が「自分が作り出している」「自分の甘えが原因だった」とすぐに受け入れることができました。もう早く変わりたかったんだと思います。
死ぬことばかり考えていたので、もうこのまま死んでしまうのかなと、そんなことばかり考えていた自分をもうやめたかったんです。一日、布団の中で過ごすのは、これもまた自由がなかったのです。
最初に出てきた家に帰りたくない、家に居たくない方も、自分の症状の原因は家にあるということがよくわかったそうです。
このようにカウンセリングで会話をしていると、自分の気づかなかった深層心理が出てきます。
腸もみをしながら会話をしたら、まだ自分の気づかなかった感情も出てきやすくなります。
自分の本当の感情に気づいて今、困った症状や困った状況を変えていきませんか?