代理ミュンヒハウゼン症候群とは

ミュウヒハウゼン症候群とは、ウィキペディアによると、「虚偽性障害に分類される精神疾患の一種で、症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。」とあり、これを自分ではなく子どもや家族などにしてしまうのが「代理ミュウ匕ハウゼン症候群」です。

子どもや家族など代理者が怪我や病気、大きな問題を抱えると、自分自身にも関心や同情が向けられます。孤独や寂しさを強く感じている方に多いのかもしれません。または幼少時にあまりにも自分に関心が向けられなかった、もしくは一度病気を装った時に、みんなが関心を向けてくれたことを強く覚えているなど。

これはとても不幸なことです。本人ではなく他者(特に子ども、弱者)を利用して自分に注意や関心を向けてもらおうとしているからです。

代理ミュウヒハウゼン症候群の状態を断ち切るには、「自分がどうしてこれをしてしまうのか、どうして関心、同情を求めているのか」根本を見ていかなくては何も解決されません。病気が改善完治していく時に、原因や問題に向き合うことと同じです。自分を知らなければ何も変わらず、問題は解決されないのです。