元気だった10代、20代前半は、呼吸困難や混乱を起こすほどのパニックはありませんでしたが、きっと少なからず頭の中がパニックになることはあったのだと思います。突然の出来事が生じれば誰しもあるのかもしれませんが。
ひどくパニック症状が出るようになったのは、やはりうつと診断されて向精神薬を服用してからです。断薬した今も時々ですが、軽いパニックはあらわれます。薬の影響はとても大きいのです。
どうしてパニックになるのか、幼少時からの精神分析、カウンセリングを受けてみて、家庭環境や性格的にもパニックが出ても仕方ないのかなと思いました。
心理的に親が不在な時が多く、いろいろと自分で決定してきた子ども時代と、長女として責任感の強い、というか、しっかりしなくてはいけないという自分への洗脳などが大きな要因だと考えました。
人によっては私とは違うタイプのパニックもあるかもしれません。それでも、パニックを薬を使わずに改善、治癒させていくためには、「どうしてパニックがおきているのか」という根本を見ていく、探していかなければ、なにも解決されないのです。
ずっと蓋をしていても解決されないのです。薬ではなにも解決されないのです。
臭くても、苦しくても、醜くても、その蓋を開けて、幼少時を振り返り、何がパニックの原因なのか調べていかなければいけないのです。
パニックは、理由がわからないから強く症状が出てくると思います。でも、どうしてパニックが出ているのか把握しているのなら、きっとそれほど大きなパニックは出ないのではと考えています。私は自分の根本の原因がわかっていて、パニックになる時にはその理由も把握できているので、それほど混乱もなく、呼吸困難になることもなくなりました。
パニックになる方で、向精神薬を服用されておられる方は、いま一度、向精神薬がどういうものかを調べるとともに、幼少時からの精神分析もおすすめします。