なぜ依存してしまうのか

学生、社会人の時は比較的自立していたタイプでしたが、人生を振り返ってみると結婚してから依存の道を歩んできました。なぜ人は依存の道を選ぶのか。

一つの大きな要因は、「自信がない」という点です。どうして自信がないかといえば、幼少時に親からの承認を得ていないからです。

親からの愛がなかったり、いつもコントロールされた幼少期だったり、無関心だったり、マスコットだったりと、いろいろな原因ゆえに親子間の歪みがあったり、核家族などの家庭環境のために自分自身と向き合ってもらえず、自信が持てない方が多い時代になってしまいました。

幼少期の親や養育者からの無償の愛はとても大事ですが、大人になればもう幼少期には戻れませんし、大人になってからの愛は逆に毒になってしまいます。依存を助長させてしまうのです。では、自信のない人はどうしたらいいのでしょうか?

私は、人生の目標を持つことが大事だとカウンセリングでも伝えています。目先の目標ではなく、残りの人生に成し遂げたい、できれば手の届かないくらいの目標です。

それは生きる原動力となるからです。
努力もするので自信にもつながります。

そうすると必然と依存する事柄が減ってきます。私も結婚してから夫にかなり甘えて生きてきてしまいました。うつで不調の時は特に。炊事洗濯、子育てと、家のことまですべてやってもらってました。うつという病気を使って、幼少期に甘えられなかった自分をやり直していたんだと思います。やりたくないことをやりたくないと言えなかったので、病気により体現していました。本当に大人として、妻として、母親として、愚かな行動でした。甘えたいという願望があったことさえ気づかず、甘えたいという言葉すら出ず、自分の本当の気持ちを言葉に出さず、出せず、病気を利用したのです。

今、私には一つの目標があります。
その目標がこんな愚かで、弱く、依存体質で、自信がない私ですが、生きる原動力になっています。時々は休みますが。笑

現代人は多かれ少なかれみなアダルトチルドレンです。何かしらの傷を負っています。傷を負った状態でも、前に進むのもそのままでいるのも自分次第であり、自分次第で目の前の世界は変わるんだということをお伝えできればと思います。