自分を助けることができるのは自分自身

断薬して8年。

8年も経っているのに、それでも、調子の悪い時はあります。向精神薬を飲んでいた時のような悪さはあります。それは仕方ないことです。そういう薬を、たちの悪い向精神薬を服用するとはそういうことです。服用し続けても何も幸せなど訪れません。

私にだってまだつらい時はあるんです。

精神科に通ったのも自分。

薬を手にしたのも自分。

薬を口に入れたのも自分。

飲み続けたのも自分。

すべて自分自身が選択し、行動した結果です。

自分自身でいろいろなことを考え、選択し、背負い、責任を取らなければいけない。私はそう思います。

「優しくない」

そう思われる方のほうが多いと思いますが、優しさでは決してその場所からは抜け出せないですし、暗闇から出ると決意し、行動を取るのは当事者です。自分自身です。誰にもできない。優しさなど求めず、救いなど求めない強さを持ってほしい。

能動的にそこから抜け出そうと動き出した時は、暗闇だった道に光がさしてきます。

自分自身でそうするしか選択肢はないのです。

自らの内側から強さを作り出していくしか方法はないのです。

ですから、そのためにも自分自身に向き合って欲しいのです。向き合いはじめた時に、人は強さを身に着けていきます。自分自身の今の問題、過去の問題、幼少、育った環境のエピソードに向き合えば向き合うほど強くなっていきます。すべてを遠ざけていたものに向き合いはじめた時に。