ダメ人間を作り出しているのは誰?

うつ病のとき、10年間の後半は、食事もすべて作ることができなかったり、子どもの学校行事や係りもすべて夫がサポートしてくれたり、仕事もほぼやらなくなり、ひきこもりで、現状を被害者意識で周りのせいにばかりして、食べて寝て、動画を見て、外に出るときは心療内科にいくだけという、今でも思い出すと残念な人間でした。人間としても、妻としても、母としても機能していない、ダメ人間でした。

家庭内に私のようなダメ人間、自分のことすらできていないダメ人間がいたとしたら、その状態にも必ず意味があります。

一番は、自ら、ダメ人間を作り出していますが、別の視点で考えると、ダメ人間を作り出したほうが家庭内で他のダメ人間を隠すことができます。または、ダメな人間がいると、ダメ人間の話題で家族が一致団結したりもします。実は周りの家族がダメ人間を作り出しているともいえるのです。

現実は常に自分自身が作り出しています。被害者意識を持ったとしても、いくら外部から危害があったとしても、困った状態になったときには、自分がそれを望んでいると捉えます。

当時は、私のダメなところというか、弱者の立場は、甘えられる、社会から距離を取れるなど私自身の疾病利益となりました。しかし、夫側にも利益があったのです。うつ病でなにもできず、寝込んでいたり、不安定だったり、家族を困らせる行動により、夫は周りから気にかけてもらえました。料理や家事や子育てを「よくやっているね」と、周りの人から褒めてもらえていました。

ダメ人間を作り出しているのは、当人だけではありません。家族全員で作り出しているのです。薬を服用しているのなら、本人も家族も傷つけていることになります。薬は毒として作用しているからです。

ですから、現実を変えるときは、自分自身が変わることしかできません。ダメ人間が変わりたいと思っていても、深層心理では、変わりたくないと思っているからです。本当に変わりたいと思わない限り、何も変わりません。

それよりも、現実を作り出している自分視点から変わったほうが近道です。考え方や生き方は一瞬で変わったりもします。少しの気付きや自覚で方向転換できたりもします。

そのようにして、私のうつ病もほんの数ヶ月で治っていきました。一瞬で切り替わり、3ヶ月で断薬して、うつ病は治ってしまったのです。