あなたのその怒りは本当は誰に向けられるものか

あなたのその怒りは本当は誰に向けられるものか

最近、身近な人が何かに怒っているシーンがありました。その状態は常に自分が作り出していると読み解くのが、内海式精神構造分析法です。

では、なぜ怒りを作り出しているのでしょうか。怒りはエネルギーがいりますし、怒りたくもないと思います。

私はその状態を見て、本当は別の人に怒りたいのではないかと思いました。女性に怒っている状態なら、その女性は身代わりとなっているだけで、本当は別の女性(例えば母親など)に対して怒りたいのではないでしょうか。怒りが根底にあるから、怒りを出せる場面を作り出しているのかもしれません。

人類みな毒親なので、少なからずみな、親に対しての怒りはあると思います。

しかし、本当のことには気づきたくないのが現代人です。都合が悪くなるから、向き合うべき問題から逃げる人はとても多い。だからこそ今という現実が目の前にあります。現実から目を背け、耳をふさぎ、自分自身の目の前の問題も、本当の日本の姿も、見ようとはしません。ですから日本はまもなく滅びるといわれているのです。弱った精神と腐った精神ゆえ、滅びゆくのだと思います。

少しでも目をそむけることのない人が増えて欲しい。弱い自分を自覚して、今よりも強さを求めて欲しい。

そうしたら、本当に向けられるべき人に怒りを出せるのだと思います。実際に怒らなくても、怒っていたんだと認めることができます。

そして、本当の感情に気づいてあげることで、今までのように演じることも封じることもなくなるのだと思います。

一人ひとりが嘘のない生き方をしたら、強さが得られ、軸がしっかりとでき、この日本の姿も変わってきます。

太れない理由(少し違った視点で読み解く)

太れない理由(少し違った視点で読み解く)

太れない人はこの世には結構おられると思います。病気ではないかと心配される方もおられるでしょう。私が小学生から太れなかった理由を、私なりの解釈で読み解いてみました。この解釈が誰でも同じというわけではありませんが、一つの考え方として、またメタファー(隠喩、暗喩)による解釈として、読んでくださればと思います。

私はどちらかというと、学生の頃から何でも荷を負ってしまう性格でした。早くに父親が亡くなり、母親が一人で子どもたち三人を育ててきました。祖母のお世話もあったので母子家庭としても大変だったと思います。ですから、なるべく迷惑がかからないように、わがままを言わず、家のことはなるべく小さい頃からあれこれとやってきたと思います。

でも、重かった。

小さいながらにして、長女という立場も責任も重かったし、もっとわがままを言いたかった。いい顔をして誰かがやればいいことまでサポートすることも重かったです。いろいろと重かったから、重くなりたくなかったのかもしれません。その精神性が体にも反映されてきたのではないかと思います。

もしあなたが、太れなくて悩んでいたら、一つは食が細いことが原因ですが、ではどうして食が細いのかと考えてみてください。あまり食べれない理由が必ずあります。食べたくない理由があります。私の理由は、肉体的にも精神的にも重くなりたくなかったから。

その他にも、体力をつけたくない、元気になりたくない、見た目をよくするように育てられてきたなど、太れない理由はいろいろとあります。太れないことを病気とはとらえず、精神的なところからアプローチして理由を探してみると、新たな答えも出てきますので、ぜひ、考えてみてください。

■メタファー、言語医学について 言葉に隠れている感情や精神性を探す
https://youtu.be/yFoAQjNDvwI

宗教の勧誘に大学生が狙われる理由

宗教の勧誘に大学生が狙われる理由

宗教問題に関して調べてみると、近年では、大学生が標的となっている「キャンパスカルト」により、大学内外で宗教の勧誘が増えているそうです。

社会問題化した宗教団体「摂理」がコロナ禍で有名大学で勧誘を活発化 SNSを駆使した巧妙な手口 AERA dot.
若者を餌食にする「キャンパスカルト」の正体(2) 偽装サークルで勧誘 Asagei Biz
【学生の皆さんへ】カルト的宗教団体の勧誘に注意してください 新潟大学
「キリスト教」を名乗る団体について 青山学院大学

どうして若者たちが狙われるのか。

その理由の一つは、若さゆえに人を信用しやすく、断ることができないからではないでしょうか。守られ過ぎた環境のため社会性も低く、少し仲がよくなると疑うことなく、人を信用してしまうのかもしれません。悩みを持っていたら、ほんの僅かな心の隙間に入り込みやすくなり、その対応が心地よくもなります。または、プライドが高いために、まさか自分が騙されるはずはないと思っているのかもしれませんし、向上心や承認欲求も関係してくると思います。

そして、重要な点は、勧誘されることを本人が望んでいるという視点を持つことです。もし、お子さんが宗教の勧誘を受け、家を出ていくなり、家から離れて宗教にハマっていくのなら、それさえも望んでいるのはあなたなのです。受け入れがたいことですが、双方、その状態を望んでいるという視点をぜひ持って欲しい。

では、なぜ、勧誘されることを若者たちが望んでしまうのか。宗教にハマるのは一種の「逃避」です。現実問題からの逃避であったり、家庭内の居心地の悪さからの逃避であったり、親の支配からの逃避だったりもします。ぜひ、子どもたちが何から逃げたいのか考えてみてください。

そして、もし、宗教の勧誘により苦しんでいたり、つらい思いをされているのなら、「罪悪」も関係してきます。現在の罪悪というよりも、過去や全く認識のできていない罪悪です。罪悪に限らず、どうしてそういう行動を取っているのか、その理由は、内海式精神構造分析法により見つけ出すことができます。

ほんの少しの視点の違いで、宗教の勧誘の原因が違ったものになりますので、本当に解決させたいのなら、自分のどこに問題があるのかと、外側ではなく内側に問うて考えてくださればと思います。私もそうしてうつ病も、人間関係の問題も、トラウマ問題、宗教問題も、自分なりに向き合い自己解決してきましたので、この考え方がご参考になればと思います。

エホバの証人とがん患者

エホバの証人とがん患者

エホバの証人の組織にいた時は、病気の方は多かったように思えます。うつ病をはじめ、精神の不安定さ、発達障害、自律神経失調症、皮膚病、婦人科系疾患、難病、そして、がん。

女性特有の病気である、乳がんは何人かいましたので、身近な会衆で目立つのなら、全体ではもっと沢山いたと思います。

では、どうして乳がんが多いのかと考えた時に、聖書の教理が関係してくると思います。

私が学んだエホバの証人が用いる「新世界訳聖書」では、性に関する教えは厳しかったように思えます。(他の聖書や宗派とは比べたことがないので、同じなのか独自の解釈なのかはわかりません。)

そして、その性の教えが厳しかったので、私はこの宗教を求めてしまったと思います。このエホバの証人の組織に居ることは、どこかで安心感を持っていました。誰も性的なことで傷つける人はいないと安心していました。

性に関する教えはどのように厳しかったのか。例えば、結婚関係以外の不義の性関係である淫行は、聖書では禁じられ、将来訪れる「楽園」に入ることはできませんでした。その将来の命が関わるゆえに、多くの信者は「性は悪」ととらえたのかもしれません。私もそういう感覚は持っていました。

「ある人がユダにこう告げた。「あなたの息子の妻タマルは娼婦のようなことをして,しかも妊娠しています」。ユダは言った。「彼女を連れ出して,焼いてしまいなさい」(創 38:24)」
「神は,皆さんが聖なる者となり、性的不道徳を避けることを望んでいます。(テサロニケ第一 4:3)」
「淫行から逃げ去りなさい。…淫行を習わしにする人は自分の体に対して罪をおかしているのです(―コリント第一 6:18)」

そうすると何が起きるかというと、自分自身に出てくる、性に対する欲求を「悪」としてしまうのです。私の考えとしては、幼少から聖書を学んでいる宗教二世三世の若者は、性的な欲求を「悪」としているのだと思います。ですから性に関する「がん」ができてしまうのだと推察できます。そのがんには必ず隠れている精神性があるからです。奥に隠れている、隠しておきたい感情が隠れています。

宗教は教えが絶対なので、どうしても自分自身が「悪」になってしまいます。素直な子どもなら尚更です。純粋に教えを受け取ってしまいます。

ですから、宗教は時として人を支配もできますし、人格形成もされてしまい、本当の自分が「何者」なのかわからなくなるのではないでしょうか。悪い言葉を使えば、ロボット生産のようなものです。聖書の教えをインプットされて、すべて同じ人のように見えていました。同じ言葉を使い、同じ表情を出し、すべての信者が仮面の姿でした。

そして、がん患者は何かを必ず封じて生きています。何かを溜め込んでいます。それが塊になってがんという形になっているのだと思います。

がんは、環境や食からくる社会毒が原因の一つでもありますが、精神も必ず関係していることを知って欲しいです。そして、宗教の教理がとても影響しているということも、もし、このブログに辿り着いた宗教二世三世の子どもたちに伝わればと思います。