代理ミュンヒハウゼン症候群とは

代理ミュンヒハウゼン症候群とは

ミュウヒハウゼン症候群とは、ウィキペディアによると、「虚偽性障害に分類される精神疾患の一種で、症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。」とあり、これを自分ではなく子どもや家族などにしてしまうのが「代理ミュウ匕ハウゼン症候群」です。

子どもや家族など代理者が怪我や病気、大きな問題を抱えると、自分自身にも関心や同情が向けられます。孤独や寂しさを強く感じている方に多いのかもしれません。または幼少時にあまりにも自分に関心が向けられなかった、もしくは一度病気を装った時に、みんなが関心を向けてくれたことを強く覚えているなど。

これはとても不幸なことです。本人ではなく他者(特に子ども、弱者)を利用して自分に注意や関心を向けてもらおうとしているからです。

代理ミュウヒハウゼン症候群の状態を断ち切るには、「自分がどうしてこれをしてしまうのか、どうして関心、同情を求めているのか」根本を見ていかなくては何も解決されません。病気が改善完治していく時に、原因や問題に向き合うことと同じです。自分を知らなければ何も変わらず、問題は解決されないのです。

変わらない人

変わらない人

私も整体、整腸師、カウンセラーとして歩みだして一年になります。まだまだ知識不足な点はありますが、向精神薬を断薬してからは、精神医療医学や、からだのこと、食や医療、社会の裏側など、あらゆる知識を取り入れてきました。特にこころの面、心理を勉強してきました。

このような仕事をしていると、「薬をやめてからだがつらい」「精神薬のことで聞きたい」などカウンセリング依頼ではないメッセージを送ってこられる方がいます。そして、その方たちは本当の心理は「今の状態を知ってほしい」「つらい気持ちをわかってほしい」ただそれだけなのです。

本当は解決など望んでいないのです。

体調がよくなれば不都合な点があるのだと思います。働かなくてはいけなくなったり、家族に甘えられなくなったり、障害年金がもらえなくなるなど、疾病利益を失いたくはないのです。

だからまずは、本当に自分はよくなりたいのか、本当に解決したいのか、よく考えてほしいのです。もし、利益のほうが強ければ何をどうやっても変わりません。変わりたい、やる気があると言っていても、やはり変わらないのです。

病気でも、家族や社会、夫婦や恋愛や人間関係の問題でも、変わりたいと自分が思っている以上に、変わりたくない自分もいるのかもしれないということを、まずは自分に問うてみてください。

自分が望む親の像

自分が望む親の像

私がこうありたいという親の理想像は、「子どもが人生で迷ったり、つまづいたり、悲しみや失望を感じたりした時に、安心してそのことを話せる人間でいたい」これが私が心がけている親の姿です。

子どもがおとなになれば、自分で考え、選択はできます。あれこれとアドバイスすることはきっとあまりないと思います。それよりも何でも話せることができる関係性でいたい。そう思い、そう願うのです。

人は最後は自分で選択しなければいけません。でもその道程のなかで、アウトプットは必要なことです。言葉に発することで自分は何を考え、何を思い、何を選ぶのか考えるのだと思います。自分を見つめることができます。自分だけでできる方もおられるでしょう。それでも話すことはよりいっそう自分を知ることができるので、もしかしたら、何かの答えを出す時は、話すということは近道なのかもしれません。

この親の理想像に近づくためには、よいコミュニケーションを常に取っておくこと、抑圧、コントロールしないということ、いくら親であってもそこに上下関係を作らないこと、このことを大事にしています。他にもあると思いますが、特にこの3つを大事にしています。

私の親もコントロールや〇〇しなさいという命令はほとんどなかったので、その点はとても感謝しています。人がコントロールするということは、コントロールされた側は「自分らしさ」を失ってしまうからです。そうしたらもう関係性はすぐに崩れてしまうでしょう。信頼を構築することは難しくなるのです。

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大人になりきれていない大人たち

大人になりきれていない大人たち

悲しい、さみしい、怒り、嫉妬など自分の感情を家族、特に子どもたちにぶつける大人。子どもたちは本当に困っています。自分の感情をコントロールできない大人が多い社会になりました。そして、その大人、親を見て育つ子どもたち。結局はこの子どもたちも大人になった時、不安定な大人を見ているので同じ道を辿ってしまうのです。感情、精神の不安定な大人になってしまうのです。

では、どうしたらよいか。その感情をコントロールするにはどうしたらよいのか。

それは、その根源を知ることです。

どうして自分が感情的に他者に気持ちをぶつけてしまうのか、生まれてから今までも環境を振り返れば、必ず何が原因なのか、どうして同じパターンを繰り返してくるのか知ることができるのです。

過去を見るのは不快かもしれません。受け入れられないことも出てくると思います。特にあなたの親子関係が影響しているので、今まで受け入れていたものをひっくり返すことは苦痛が伴うこともあります。でも、過去に対面しなければ根本解決はできないのです。あなたが作られたのは紛れもなくそこだから。

整体くららの精神分析は親子関係を見ていき、何を受け取れなかったのか、何を満たせれなかったのか、何を我慢してきたのか、何を封じてきたのか、そういうところを知っていきます。本当は自分はどうしたかったのか。自分の感情を隠しているから病気や症状が出ているのです。

感情をぶつける大人に子どもたちは本当に迷惑をしているのです。早くあなたの問題を解決して、解決しなくても感情を子どもにぶつけないことが、せめてもの子どもたちを救う手段なのです。