最近のパニック

最近のパニック

最近、続けて少し混乱した状態を経験しました。いわゆるパニック症状。

若い頃はパニックになることはなかったと思います。明らかに向精神薬による後遺症でしょう。もう断薬はできていますが、脳への影響は残っていると思われます。

どうしてパニックになるのか。

今、抱えている仕事がとても多く、考えることも多いのが一番の原因だと私なりに解釈しています。

人の心や精神のメカニズムを知っているからこそ、落ち着いて対処できていますが、以前の自分でしたらきっとすぐに精神科、心療内科に駆け込んでいたでしょう。薬をもらうために。

問題や原因が明らかなのですから、向精神薬で治るわけがありません。うつの時もそうでした。家庭内の問題や個人の問題があったのに、その問題には向き合わず、逃げるために薬や医療に頼っていました。薬で脳を麻痺させ、思考を停止させていました。

パニックはお知らせだと思うのです。

よく、電車の中でパニックになる方がおられますが、それは、行きたくない場所に向かっているからだと思います。または、その空間に拒絶がある。では、どうして行きたくないのか、どうしてその空間が嫌なのか、本当はそのことを考えなければいけないのです。考えることを放棄し、薬で対処してしまいます。そして、薬地獄に陥ってしまうのです。

私たち人間は、いろいろと考えることができます。調べることもできます。それを疎かにしてしまうのは、生きることを放棄しているのだと思います。

ですから、うつやパニック、不眠、様々な症状、家庭や夫婦、子育ての問題なども、現実に向き合い問題に向き合って考えて欲しいのです。そうするしか根本的には何も解決されません。私もそうでしたし、薬や精神医療から抜け出せた方はみなそうしているのです。

健康でいたければ健康になるな

健康でいたければ健康になるな

今日は内海聡医師の書籍、「断薬のススメ」からの一文を紹介したいと思います。

『昔の人は食べ物が少々悪くても、精神的にしっかりしている人であれば充実した人生を送っています。そもそも健康というのは目的ではありません。健康はあくまでも手段です。人生において自分が成し遂げたい目的のためには、健康な状態でいたほうが良いだけです。健康を目的にしてしまうと、それはただの健康オタクです。医学不要論の基礎の基礎は、健康でいたければ健康になるなということです。健康ばかり追い求めている人は不健康になります。健康という、目的ではない途中の手段でしか過ぎないものに執着しているから健康になれないのです。
からだに良いものを食べ、良い精神状態でいれば、そんなに意識しなくても健康状態でいられます。』

日本ではテレビなどメディアで健康であることを過剰に推し進めるため、サプリやある一つの食品などをおすすめして、それが逆に体調を悪くしてしまうという方がいます。健康を求め過ぎて病気になるようでは元も子もないです。

今、ある程度健康な状態であり、健康を意識するのであれば、いちばんは「何もしない」ことです。

私たちは生きるものとして動物と同じです。野生動物を見るとわかりやすいですが、病院に行くでしょうか?精神科に行くでしょうか?サプリを飲むでしょうか?このサロンさえ意味がないのかもしれません。

そして、ぜひ意識してほしいところは、精神を強くすることです。そうしたらある程度のストレスでしたら、時間の流れと共にそのストレスは消えていくものです。

この書籍には、精神を強くするためにどうしたらよいかも書かれていますので、お読みいただければ幸いです。

今年も一年ありがとうございました。

今年も一年ありがとうございました。

今年の後半は忙しい日々を過ごし大変でしたが、学びも多く、自分自身も成長することができました。

6月からは内海聡医師のセラピスト講座にも参加することができ、精神分析も向上させることができました。

多くのクライアントの方とお会いし感じたことは、「本当に病気や出ている症状を消してもいいのですか?」という点です。

誰しもとてもつらい症状なので早く消したいと、症状ではなくても、早く持っている問題を解決したいと思われるのが普通です。

でも、必ずその症状や問題は意味があってそうなっているのであり、疾病利益があり、メリットがあり、現実逃避であり、見たくないものをみないように、聞きたくないことを聞かないように、感じたくないことを感じないように、一歩前に進まないようその状況になっています。何かを守っているのかもしれません。そのような状態だとしたら本当に治していいのでしょうか。

そのことを理解していただければ、からだに変化が訪れるきっかけとなりますが、それは表層の心理ではないので気づくことは難しいかもしれません。

でも、気づく方は一瞬だと思います。私もそうでした。気づきたくない、現実を見たくない期間は10年以上ありましたが。

整体くららの症状や問題のアプローチは、「現実を見る」ことを大事にしております。これはとてもつらい作業でもあるのです。自分の内面と向き合わなければならないからです。今までそれを避けてきたから困った状況になっています。

2021年も、私のポリシーは現実や自分と向き合う方と一緒に考え、問題解決の道を歩みたいと思っております。

そして、この手法を教えてくださった内海聡医師の新刊をご紹介して2020年最後の挨拶としたいと思います。

私がサロンで話す内容は、この「心の絶対法則 なぜ「思考」が病気をつくり出すのか? 」に書かれている内容を軸としてお話しさせていただいております。多くの方にお読みいただければ幸いです。今年も一年ありがとうございました。

2021年もあなたにとって幸多い年となりますように。

からだを良くしていくためにいちばん大切なこと

からだを良くしていくためにいちばん大切なこと

病気になれば、治したい、治りたいという方はほとんどだと思います。しかし、実際には治したくない、治っては困るという方がとても多いのです。

どうしてでしょうか?

私もうつを治したいと思っていました。もう、こんな苦しい思いをしているのだから、死にたくなるばかりだから「やめたい」と思っていました。でも、薬を飲み続けました。治らない病院に10年間通っていました。他の方法をまったく探しませんでした。治りたいという思いがあっても、行動が伴っていませんでした。

どうして治らなかったのでしょうか?それは、「自分自身に向き合っていなかった」からです。

病気ではなくても、常に目の前で起きている問題は、自分が作り出しているのです。治らなかったのは、問題を解決できなかったのは、ただそれを認めたくなかっただけなのです。

自己卑下がまったくできていませんでした。

いつも、誰かのせいにしていました。

家族、家庭、社会、医療など、自分自身の問題なのに、栄養が…とか、薬が合わない…とか、職場の上司が…など、自分の問題とすり替えていました。すり替えることで「自分は正しい」と自己正当化できます。自己卑下をしなくて済むのです。

自分がどれだけカスだったのかと認めた時は治っていきます。行動が変わるからです。そして、治るかたの共通点は「自己卑下」なのです。