性被害にあったことが言えない

性被害にあったことが言えない

性被害にあったことが言えない。言わない選択をしているのかもしれません。私も小学5年生に被害にあってから結婚するまで、誰にも言うことも相談することもしませんでした。何をされたかということを理解できていなかったこともあります。そして、隠しておいたほうが私も家族も傷つかないからだと思います。言葉にすると、周りの反応も怖かった。出来事を小さくし、記憶から消そうとしていました。だからいつも表では笑って気付かれないようにしていました。

大人になって結婚し、少し問題が起きた時に、勢いで夫に言ってしまったのが初めての開示でした。そして、夫の反応はいつもと変わらない対応でした。今思うと、それくらいの反応が有り難かったです。怒るとか悲しむとか、感情が出てきてしまうと、私も困ってしまったと思います。

そして何よりも、一人で抱えていた荷物のようなものだったので、誰か一人でも知ってもらえて、その荷はほんのわずかかもしれませんが、軽くなったと今はそう思います。

性被害者の方は、様々な理由から言葉を封じてしまう方のほうが多いと思います。でも、本当は誰かにわかって欲しい、その傷の深さを知って欲しいと思っていると思います。闇の共有や傷の舐め合いは私は嫌ですが、被害者意識を強く持たず、過去を振り返ることなく前に進みたいと思っておられる方がいましたら、相談して欲しいと思います。

そして、いつか、どうして性被害を受けてしまったのか、その状況になってしまったのか理由は必ずありますので、幼少や家伝や育った環境などから理解や解釈を深めて欲しいと思います。少しでも今の生きづらさから抜け出すために、生きづらさの根本の理由を見つけるために、内海式精神構造分析法を活用して精神分析をしています。

怖くないわけない

怖くないわけない

最近は音楽をよく聴いています。

「怖くないわけない」

そんなフレーズが音とともに入ってきました。
RADWIMPS – グランドエスケープ

いつだって「人が怖い」って思っているんじゃないかな、性被害者や何かしらのトラウマがあれば。記憶は消せないし、過去も変えれない。もし消えたとしても潜在的には残っていると思います。

いつも震えている感覚はあります。でも仕方がない。生きていくには仕方ないと思っています。被害者意識に偏らず、囚われず、自分の意識を別のほうへ向けるようにしています。今は自分がやりたいと思ったことを一生懸命力を注いで取り組んでいくだけ。

私も相変わらず強くもないし、落ち込むこともあるし、うつっぽくなることもあります。人を避けてしまうところも変わらずです。それでも、それさえも消し去るくらいの何かに対して必死になることが、私にはよい対処方法だと思います。トラウマに対する対処方法は人それぞれあると思いますし、この私の方法が一番よいとも思わないので、参考くらいにしていただければいいなと思います。

そして、自分自身を責めず、傷つけず、大事にしていって欲しいなと思います。

燃えよ

燃えよ

今更ながら、シンガーソングライターの藤井風さんを最近知りました。
藤井 風 ( Fujii Kaze )オフィシャルサイト

二年前のデビューですが、YouTubeではかなり前から発信されています。

特に気になった歌は、「燃えよ」
藤井 風 – “燃えよ” Official Video

「明日なんか来ると思わずに燃えよ」っていうフレーズが、突然家族を失った自分の経験や、生き方や考え方に近いなと思い、よく聴いています。そして、フリとか強がりとかも「もうええよ」っていうフレーズが、自分に言われているようでした。

藤井風さんは双子座で、エレメントでは「風」の人です。そして、名前も「風」。

風からイメージできるのは、「自由」かなと思います。何にも縛られることがない、風のように自由気ままに行動する人。
【世界一嫌われ医者】星座ごとに細かく解説します♪今回は風のエレメント双子座です。

私はいて座で「火」の人ですから、藤井風さんから影響を大きく受け、「火」の要素を大きくしていきたいなと思います。過去とかフリとかいろいろ「もうええよ」って、思えるような、思い出すこともないような日常を生きていきたい。そして、「二度目はない」という感覚で、悔いのない生き方をしていきたい。

周囲を気にかけてしまう性被害者

周囲を気にかけてしまう性被害者

「性暴力被害は、子供の心に深いトラウマを残す。『心配をかけたくない』という子供なりの優しさや気遣いから、大丈夫そうに振る舞っていても、本人は苦しみ続けているケースは多い。」引用元 読売新聞 教員からわいせつ行為、命絶った女子生徒の母「慕う気持ち利用…許せぬ」

被害者の立場なのに、自分が悪いと罪悪感も持ってしまう性被害者の方もいます。私もそうでしたし、この記事の女子生徒さんも、私と同じ感覚だったと思います。

人はつらい出来事が起きて、それが100%被害者の立場でも、人を完全に恨むことはできない。だからその葛藤で苦しむのだと思います。他者を悪にするよりも自分自身を悪にしてしまいます。

そして、子どもが一番に考えていることは、親のことです。親が平和で平穏であるよう願っています。それが崩れるくらいなら、自己犠牲を払ってでも親を守り続けます。

ですから、子どもの表面的な言葉や行動だけではなく、裏に隠れている感情に気づける大人が増えて欲しい。そうしたら、必然と性被害、性暴力は減ってきます。気にかけてもらえている存在、大切にされている存在だと認識できるだけで、それだけで、子どもは自分を傷つけることはしなくなるからです。そうすることで、この国の子どもたちを大事にしていることになり、それは、国を存続させることにもなります。