誰かの親であるのならまず、親から変わらなければずっと同じことの繰り返しです。同じことが連鎖されるのです。子どもを何かしらの吐け口にしてしまえば、その子は精神的不安定な人間になってしまうからです。何も言えない、いつも言いたいことはしまい込み、人に合わせてしまう人間になってしまいます。深層の感情をしまい込んでしまいます。子どもは親や家庭に安心、安全、安定を求めています。そういう環境で成長するのが1番よいのです。安定した精神の持ち主になります。
でも、親が不安定で、いつも子どもに向かって怒りや悲しみ、寂しさ、イライラをぶつけてしまうと、子どもは自分が何とかしなければと頑張りすぎてしまいます。あれこれと深読みする人間になってしまうのです。
完璧な人間、完璧な親はいないので、時には弱い部分も見せてしまうでしょう。それでもいいのです。でも、常習的に子どもに感情をぶつけてしまえば、本能的に子どもが親を守りたいと子どもが親の親になってしまうのです。これは不自然なのです。その子はまた親になった時、子どもを親代わりにしてしまうのです。感情の吐け口にしてしまうのです。
親である私たちが変わらないと何も変わりません。人間なので弱さもありますが、強くありたいと願えば行動へと促されます。今より強い人間になれます。自分が弱い人間だと認めて、でも、変わりたいと願えば強くなれるのです。親でなくても、あなたから変われば現状は変わっていきます。今までのやり方がよくなくて今があるからです。思考パターンを変えていくのです。