私とトラウマ3

私とトラウマ3

私が自分のトラウマを開示した理由は、性被害を受けたことを言葉に出せる場所を作りたかったことと、性被害を受けたことが生きづらさの原因なのかもと1人で悩んでいたら、一緒に考えてみませんかと発信したかったからです。

私が父親を病気で亡くし、性被害を受け、結婚してから体調が悪くなり、それから鬱になり自殺未遂をし閉鎖病棟に入った経験は、すべてつながっています。それぞれ一つひとつの出来事とはとらえないのです。

整体くららでは、内海式精神構造分析法を軸として対応していますが、この精神分析を体験してわかったことは、自分にとって父親が亡くなったことがとても大きく、そのことが軸となって様々な出来事が起きていたということがわかりました。

そして、人生の出来事で「何故?」という部分がわかり、わからなかった時と比べたら生きやすくなりました。しかし、父親の死と向き合わなければいけません。向き合う作業はとてもつらいことでもあります。それでも、つらくても、わからない部分を知ることができてよかった。抱えていた闇を知ることができてよかった。

病気や何かの症状でつらい思いをされている方には、必ず向き合うべきものがあります。向き合うことがつらすぎてそこから遠ざかり、別のものにすり替えたり、考える感覚を麻痺させています。私の鬱も結局は思考停止状態でした。向精神薬とはそういう薬です。

内海式根本療法認定セラピスト講座を受講して9ヶ月。この一年間、今まで以上に内側、深層心理と向き合った一年でした。死を少し渇望していることにも気づけました。

自分と向き合ってもほんの少し変わるだけ。でも、そのほんの僅かな変化が私にとってはとても大きく、からだの周波数は変わり、世捨て人のようにならずに生きていたいとも思える。

過去は変えれない。

一生懸命、いただいたいのちを全うしたいと思う。

そして、安易に、ただ症状を治してほしいという方ではなく、自己の闇に現実に向き合い、決定した行動に責任が取れる人にだけ私は全力で向き合いたい。どんなエピソードがあったとしても、からだから発せられたものがあったとしても、それでも自らの力で生きていくのが人間だからです。

健康でいたければ健康になるな

健康でいたければ健康になるな

今日は内海聡医師の書籍、「断薬のススメ」からの一文を紹介したいと思います。

『昔の人は食べ物が少々悪くても、精神的にしっかりしている人であれば充実した人生を送っています。そもそも健康というのは目的ではありません。健康はあくまでも手段です。人生において自分が成し遂げたい目的のためには、健康な状態でいたほうが良いだけです。健康を目的にしてしまうと、それはただの健康オタクです。医学不要論の基礎の基礎は、健康でいたければ健康になるなということです。健康ばかり追い求めている人は不健康になります。健康という、目的ではない途中の手段でしか過ぎないものに執着しているから健康になれないのです。
からだに良いものを食べ、良い精神状態でいれば、そんなに意識しなくても健康状態でいられます。』

日本ではテレビなどメディアで健康であることを過剰に推し進めるため、サプリやある一つの食品などをおすすめして、それが逆に体調を悪くしてしまうという方がいます。健康を求め過ぎて病気になるようでは元も子もないです。

今、ある程度健康な状態であり、健康を意識するのであれば、いちばんは「何もしない」ことです。

私たちは生きるものとして動物と同じです。野生動物を見るとわかりやすいですが、病院に行くでしょうか?精神科に行くでしょうか?サプリを飲むでしょうか?このサロンさえ意味がないのかもしれません。

そして、ぜひ意識してほしいところは、精神を強くすることです。そうしたらある程度のストレスでしたら、時間の流れと共にそのストレスは消えていくものです。

この書籍には、精神を強くするためにどうしたらよいかも書かれていますので、お読みいただければ幸いです。

なぜ依存してしまうのか

なぜ依存してしまうのか

学生、社会人の時は比較的自立していたタイプでしたが、人生を振り返ってみると結婚してから依存の道を歩んできました。なぜ人は依存の道を選ぶのか。

一つの大きな要因は、「自信がない」という点です。どうして自信がないかといえば、幼少時に親からの承認を得ていないからです。

親からの愛がなかったり、いつもコントロールされた幼少期だったり、無関心だったり、マスコットだったりと、いろいろな原因ゆえに親子間の歪みがあったり、核家族などの家庭環境のために自分自身と向き合ってもらえず、自信が持てない方が多い時代になってしまいました。

幼少期の親や養育者からの無償の愛はとても大事ですが、大人になればもう幼少期には戻れませんし、大人になってからの愛は逆に毒になってしまいます。依存を助長させてしまうのです。では、自信のない人はどうしたらいいのでしょうか?

私は、人生の目標を持つことが大事だとカウンセリングでも伝えています。目先の目標ではなく、残りの人生に成し遂げたい、できれば手の届かないくらいの目標です。

それは生きる原動力となるからです。
努力もするので自信にもつながります。

そうすると必然と依存する事柄が減ってきます。私も結婚してから夫にかなり甘えて生きてきてしまいました。うつで不調の時は特に。炊事洗濯、子育てと、家のことまですべてやってもらってました。うつという病気を使って、幼少期に甘えられなかった自分をやり直していたんだと思います。やりたくないことをやりたくないと言えなかったので、病気により体現していました。本当に大人として、妻として、母親として、愚かな行動でした。甘えたいという願望があったことさえ気づかず、甘えたいという言葉すら出ず、自分の本当の気持ちを言葉に出さず、出せず、病気を利用したのです。

今、私には一つの目標があります。
その目標がこんな愚かで、弱く、依存体質で、自信がない私ですが、生きる原動力になっています。時々は休みますが。笑

現代人は多かれ少なかれみなアダルトチルドレンです。何かしらの傷を負っています。傷を負った状態でも、前に進むのもそのままでいるのも自分次第であり、自分次第で目の前の世界は変わるんだということをお伝えできればと思います。

依存と自立

依存と自立

整体くららでは、自立モデルを意識してカウンセリングや精神分析をしています。

人は必ず何かに依存しながら生きています。空気や水、国や地域や社会。誰かのためだったり何かのために活動することも強迫的思考であり依存になります。

依存がどこに向かっているかが大事なのです。

両親に依存していませんか?
配偶者に依存していませんか?
子どもに依存していませんか?
薬に依存していませんか?
アルコールやたばこ、賭け事に依存していませんか?
社会のシステムに依存していませんか?

問題を解決するためには、自分がどのような依存タイプなのか知って自覚、認識することがとても重要です。

依存者とはどのような状態か。

  • 決して自分で調べない
  • 決して自分で考えない
  • 決して自分で選択しない
  • 決して自分の責任を取らない
  • 人の理解だけを求め人を理解しない
  • 被害者意識旺盛である
  • 権威や常識や体裁に従属する
  • 事実に向き合えない
  • 刷り込みや洗脳されることを好む
  • 依存が強いと問題を解決する力も落ちてしまい、病気になった時は楽な道を選択してしまいます。
    依存したい欲求が病気を作り出しているともいえるのです。