自分が望む親の像

自分が望む親の像

私がこうありたいという親の理想像は、「子どもが人生で迷ったり、つまづいたり、悲しみや失望を感じたりした時に、安心してそのことを話せる人間でいたい」これが私が心がけている親の姿です。

子どもがおとなになれば、自分で考え、選択はできます。あれこれとアドバイスすることはきっとあまりないと思います。それよりも何でも話せることができる関係性でいたい。そう思い、そう願うのです。

人は最後は自分で選択しなければいけません。でもその道程のなかで、アウトプットは必要なことです。言葉に発することで自分は何を考え、何を思い、何を選ぶのか考えるのだと思います。自分を見つめることができます。自分だけでできる方もおられるでしょう。それでも話すことはよりいっそう自分を知ることができるので、もしかしたら、何かの答えを出す時は、話すということは近道なのかもしれません。

この親の理想像に近づくためには、よいコミュニケーションを常に取っておくこと、抑圧、コントロールしないということ、いくら親であってもそこに上下関係を作らないこと、このことを大事にしています。他にもあると思いますが、特にこの3つを大事にしています。

私の親もコントロールや〇〇しなさいという命令はほとんどなかったので、その点はとても感謝しています。人がコントロールするということは、コントロールされた側は「自分らしさ」を失ってしまうからです。そうしたらもう関係性はすぐに崩れてしまうでしょう。信頼を構築することは難しくなるのです。

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大人になりきれていない大人たち

大人になりきれていない大人たち

悲しい、さみしい、怒り、嫉妬など自分の感情を家族、特に子どもたちにぶつける大人。子どもたちは本当に困っています。自分の感情をコントロールできない大人が多い社会になりました。そして、その大人、親を見て育つ子どもたち。結局はこの子どもたちも大人になった時、不安定な大人を見ているので同じ道を辿ってしまうのです。感情、精神の不安定な大人になってしまうのです。

では、どうしたらよいか。その感情をコントロールするにはどうしたらよいのか。

それは、その根源を知ることです。

どうして自分が感情的に他者に気持ちをぶつけてしまうのか、生まれてから今までも環境を振り返れば、必ず何が原因なのか、どうして同じパターンを繰り返してくるのか知ることができるのです。

過去を見るのは不快かもしれません。受け入れられないことも出てくると思います。特にあなたの親子関係が影響しているので、今まで受け入れていたものをひっくり返すことは苦痛が伴うこともあります。でも、過去に対面しなければ根本解決はできないのです。あなたが作られたのは紛れもなくそこだから。

整体くららの精神分析は親子関係を見ていき、何を受け取れなかったのか、何を満たせれなかったのか、何を我慢してきたのか、何を封じてきたのか、そういうところを知っていきます。本当は自分はどうしたかったのか。自分の感情を隠しているから病気や症状が出ているのです。

感情をぶつける大人に子どもたちは本当に迷惑をしているのです。早くあなたの問題を解決して、解決しなくても感情を子どもにぶつけないことが、せめてもの子どもたちを救う手段なのです。

病気知らずの人は、NOが言える人

病気知らずの人は、NOが言える人

私もまったくNOが言える人ではなかったです。今はカウンセリングで精神分析をしていただいて、NOが言えない理由もよくわかりました。多く方に言えるひとつの理由は、「嫌われたくないから。」

特に、小さな子どもは親には嫌われたくないし、いつも見守っていてほしいから、自分の気持ちに反した反応をしてしまうことは多々あります。「トマト好き?」と聞かれても、嫌いと言えば親は悲しむし困ってしまうので、子どもは「好き」と答えてしまいます。こういう似たようなことが日常で必ずあるのではないでしょうか?

親は、子どもたちが素直な気持ちを言えるように、気をつかわせることがないようにしたいですね。子どもは小さければ小さいほど周りをよく観察しています。胎児の時もわかるそうです。ほんの少しの違和感や言動を察知します。だから、夫婦が仲良くしていること、家族が仲良くしていることが子どもの養育時はとても大切なのです。

「NO」というのは時として勇気がいる時もありますが、NOが言えている人ほど健康的であり、自分らしく生きておられます。結局は自分の気持ちに反した行動を取っている時に、人は病んでいくのです。

うつの時によくやっていた「寝逃げ」

うつの時によくやっていた「寝逃げ」

うつの薬ははっきり言えば、感じさせなくさせる薬です。特に感情を感じさせない。西洋医学は対症療法であって、症状を抑え込むものであって、感覚を鈍らせるものであるのでそう言えるのだと思います。

そして、私がよくやっていた「寝逃げ行動」つらい時に考えたくないから薬を使って寝ていました。睡眠薬にしても、安定剤にしても、すぐ眠れていたので、感情的につらい時はよくやっていました。本当に愚かな行動でしたが、当時はこれが私にとって一番の身の守りでもありました。

でも、目が覚めればまた感情は感じなければいけません。問題もまた目の前にあらわれます。結局は問題を先送りしているだけです。自分の問題、家族の問題、精神や人生の問題に向き合わなければ何も解決はしません。薬では何も解決はされないのです。精神疾患は特にそう言えます。精神がつらいのに薬で感じなくさせて、いったい何が解決されるのでしょうか?そのつらさの根本が何なのか、それが本当の改善、解決なのではないのでしょうか。

薬というものはどういうものなのか、向精神薬で何が解決できるのか、もう一度考え調べていただきたいです。