精神分析、カウンセリングで、自分から変わりませんか?

精神分析、カウンセリングで、自分から変わりませんか?

子どもの頃、夜は兄弟で過ごすことが多かったので、テレビはいつもつけていました。寂しさを紛らわすためだったり、人の声を聞いて安心感もあったかもしれません。朝起きて夜寝るまで、寝る時もタイマーをかけて子守唄のようにテレビからの声を聞くくらいテレビ好きでしたが、向精神薬を断薬した時に、テレビからあまりにも多くの間違った情報を得ている、洗脳されていたことを知ってテレビを片づけました。 

カウンセリングや精神分析(精神療法)もこの感覚だと思います。 

自分の今までの生きてきた流れや、家庭環境や家族関係、兄弟関係などを振り返り、自分のどんな感情に蓋をしてきたのか、どんなことを受け取ったのか、受け取らなかったのか、何を演じてきたのかなど、様々なことがわかります。 

そして、何かに気づき、自覚し、認識し、自分の行動や選択が変わってきます。テレビに対する認識が変わり片づけたように。 

精神分析により見たくないものも見るかもしれません。それでも私はうつだったり、モヤモヤしていた自分よりは、過去をしっかり見つめ直し前に進みたかったし、カウンセリングや精神療法をして、かわいそうだった自分や、頑張ってきた自分や、みにくい自分を知ることができて、今の自分が今までの人生の中で一番好きかなって思います。 

そして、もう精神薬に依存することはないです。 

人からコントロールされて変化するのは不自然ですが、自覚、認識して腑に落ちたら、勝手にいろいろなことが自分の内側から変化してきます。

子どもがひきこもりになった時のはなし

子どもがひきこもりになった時のはなし

私の子どもは、高校一年の時、入学して一ヶ月後、不登校になりました。ひきこもりです。

当時は、学校に馴染めないという理由だったので、子どもに原因があり、問題があり、親には何も間違いも問題もないと思い、スクールカウンセラーの勧めでメンタルクリニックにも受診させてしまいました。案の定、精神疾患名がつけられました。(現在では、チェックリストは、ほぼほぼ精神疾患がつくように誘導させられています。)

子どものひきこもりや不登校は、親子問題であり、夫婦問題であり、家族の問題であり、子ども一人だけの問題ではありません。(今思うと、夫婦関係にも、家庭環境にも、親子関係にもすべて問題がありました。そして、当時は気づけていませんでした。)

子どもがひきこもり、不登校になった時、私は「早く学校に行ってほしい」「このままでは社会の流れに取り残されてしまう」「ふつうにふつうの人として生活してほしい」など、すべて体裁を気にしたり、ひきこもっていると私自身が困ってしまうので、早く学校に行ってほしいと思って接していました。

子どもの心は置き去りにして・・・

あの時、もっと子どもの気持ちを最優先にしてあげればよかったなと、もっと何を考えていたのか聞いてあげればよかったなと思いました。それでも、1年間のひきこもりの後半は、なるべく早く学校に行ってほしいという親の気持ちを押し付けることはせずに、接していたと思います。子どもが学校に行きたくなったら行けばいいと。でも、家での仕事はある程度させていたと思います。すべて自由にはせず、家にいるという選択をしているのならば、家の手伝いはするようにさせていました。

極力、抑圧しなかったのがよかったのか、子どもの時間をなるべく取ったことがよかったのか、意思の疎通、会話はできていたのがよかったのか、何がよかったのかはわかりませんが、一年後、学校に戻る選択を子どもがしました。もう一度、入学式からはじめました。

それぞれの家庭のかたちがあるので、私たちのやり方が正解ではありません。それでも、親の気持ちを押し付けないことはとても大事だったと思います。

学校に行きたくない、ひきこもってしまったお子さんがいましたら、「じゃあ、別の方法を探してみる?」と一緒に考えるとよいかもしれません。それは、別の学校に行くのか、学校に行くことを目標にするのではなく、何か別の目標を立てるとか、学校がすべてではないと思いますので、将来設定なり、将来の目標なり、何か一緒に考えられるといいですね。

当人の気持ちが一番大事だということ、ただ子どもが動くのを待つのではなく、一緒に学校に行けない理由やこれからのことを考え、一緒に取り組むことを大切に子どもに接すれば、何かしらの突破口は見つかると思います。ひきこもりや不登校のお子さんの人生なので、子どもの意見を尊重したいですね。

発達障害のウソ

発達障害のウソ

米田倫康さんの「発達障害のウソ」が出版されました。

まだすべては読めてはないのですが、よく調査された本だと思いました。はじめにの一文に、「世の中、自分で考えることができなくなってしまう人が増えました」と書かれていましたが、病気の原因のひとつは、「自分で考えない」というのがとても大きいな要因です。

考えないから権威に近づき、信じ、従ってしまう。私もそうでした。だからうつになったのも必然なのです。何も考えず、調べず、選択も人任せで、責任逃れをする。これがこの日本の現状であり、国民性なのです。

発達障害は、家族や身近な人にいなければ他人事になってしまいがちですが、他人事にせず少しでも多くの方が知識を取り入れたら、発達障害バブルがバブルではない状態に戻るのではと期待をしたいです。

あなたがもしも病気をよくしていきたいと思うのなら…

あなたがもしも病気をよくしていきたいと思うのなら…

あなたの症状は何年続いていますか?何年病院に通っていますか?何年薬を飲み続けていますか?

3ヶ月経っても、何も改善がみられないようでしたら、それはアプローチが間違っているのかもしれません。むしろ何か変えたほうがよいでしょう。

医原病という言葉を聞いたことがあるかもしれません。医師による投薬や手術などの医療行為が原因となって起こる病気です。この医原病は日本、世界で一番多い病気です。論文でも認められているそうです。そして、私のうつや躁うつはこの医原病でした。

まずは医療とはいったいなんなのか?医療はどこまで必要なのか?あなた自身で調べてください。そこからが病気や不調改善のスタートであり、自立していくことが結局は医療からも病気からも卒業できる作業なのです。